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2004合格体験記 その4(勉強の軌跡) 

by purple

   ~目次~
第一章 はじめに
第二章 プロフィール
第三章 勉強法総論
第四章 科目別勉強法  

第五章 勉強の軌跡  ← 今回はこの章の後半です。

(スポック注:以下は その4~5で、また後ほど)

第六章 本試験review
第七章 受験後~就職まで
 付録1 短答答練の成績
 付録2 論文答練の成績
その3のつづき

<2004年7月>
勉強時間
簿記72.5時間 原計37.5時間 財表47時間 監査31.5時間 商法17時間 民法43.5時間 経営31.5時間 合計280.5時間 
授業時間
簿記3時間 原計1.5時間 財表2時間 監査2.5時間 商法2.5時間 民法4.5時間 経営2.5時間 合計18.5時間

簿原は先月と同じでアクセス応用期の分をやっていました。1回は応用期の問題を全部やりましたが、苦手な問題はピックアップして4回くらいやりました。在外子会社の連結・持分法の問題とか外貨建ての総合問題とかが苦手でした。原計は今一度レジュメを読み返しました。インプットを何回もやって、いちいち問題を解く時に手を止めて考えることがないようにしようと思っていました。あと、簿原はレックのスーパー答練もやりました。TACよりもレックの方が問題がとても難しかったので、いい訓練になりました。あと、問題の形式がTACと違うので、異なる問題形式の問題をするという点で本試験対策としても役に立ったのかと思います。

財表はレックの問題集をやり始めました。TACの論点集のようなもので40問ほどの問題と解答が載っている問題集でした。これは国際会計基準や米国会計基準などと日本の会計基準との比較を通して日本の会計基準を理解しようという感じの問題集でした。これまでTACにないような切り口の問題も多く、本試験前のリスクヘッジとしてやっていました。

監査はテキストをまた1回読んだのと、巻末の復習問題を潰していきました。問題を見て、すぐに解答の流れが分かるようになるよう勉強していました。
商法は答案構成シートをやっていました。商法は本試験までほとんどこれだけでした。

民法はこの時期に来て宮内先生のレジュメを友達にコピーさせてもらいました。今までも論証部分だけはコピーがあったのですが、論証だけを見ていてももうひとつ理解できていない部分などもありましたし、もう一度知識の整理が必要だと思ってレジュメ全部を読むことにしました。合計900ページくらいあるレジュメでしたので、読むだけでかなり大変でした。この時期から新しいものに手を出すのはいかがなものかとも思いましたが、本試験まで1ヶ月半もあるので、大丈夫だろうと思い、レジュメを読んでいました。同じ素材ばかりやっていても飽きてくるので。

経営はテキストを1回じっくり読んでみようと思って読んでいました。TACのテキストは著書の抜き出しなどが多く、読みにくいのですが、頑張って読めば少しずつ理解できてきました。あとは塚本先生のまとめレジュメを読んでいました。40ページくらいに経営学の中で重要なものがびっしり詰まっているレジュメで、よくまとまっていて使いやすかったです。で、7月下旬には大原の公開模試がありました。これはかなり散々な結果になりました。監査と商法の問題だけがTACよりも簡単だと思いましたが、それ以外は全て難しいと感じました。特に経営学はTACで習っていない用語(ゴールデンパラシュートとか)がいくつかあり、壊滅的な出来でした。他校の模試だから出来が悪いのか、単に自分の勉強不足のためなのかどちらだろうと思いました。まぁ両方の要因があるでしょうが、
私のTACの周りの友人たちが点数を取れていれば私自身の勉強不足によるところが大きいということになってきます。8月にこの結果が返ってきたのですが、周りの友人たちの出来もイマイチでした。一人だけTACの全答練以上に点数が取れた人がいましたが。私の大原答練の結果は短答合格者1100人中440位くらいでちょうど40%ラインにいました。本試験でいうとボーダーライン上です。これより少しでも点数が悪いと落ちてしまう状況です。。この模試の結果があったので、本試験までの間、気を抜かずに勉強できたのかもしれません。


<2004年8月>
勉強時間
簿記47時間 原計50.5時間 財表30時間 監査40.5時間 商法38時間 民法23時間 経営20時間 合計249時間 
授業時間
簿記1時間 原計1時間 財表1時間 監査1時間 商法1時間 合計5時間

いよいよ8月です。このころには授業も答練もほとんどなく、TACに行く必要がなくなっていましたので、通学時間が長くかかるTACには行かずに近くのファーストフード店で勉強をしていました。ちょうど正月のような感じで。簿記はドクターとアクセスをやっていました。7月の続きという感じでした。原計も7月と変わらずレジュメをみて、ドクターを解いていました。

財表については大原答練の後から財表も塚本先生のレジュメを見るようになりました。TACのテキストだけでは内容が薄いと思ったので、より詳しいレジュメをやろうと思いました。これも細かい字で200ページ以上あるのですが、この時期では内容自体は既知ですので、5日もあれば楽に読めますし。あとは再度テキストを読みました。財表監査については月に1回はテキストを読んでいました。いつでもテキストの内容はアクティブな状態で頭に入っている必要があると思ったからです。問題を解く時でも、テキストに出ている内容はサービス問題であまり考えることもなく時間をかけずに全部書いて当然で、テキストなどに載っていない初見の問題をじっくり考えてどこまで解けるかが合格する上で重要だという感じで思っていましたので。あと、理論科目も答練の復習をするようになりました。今までは答練の復習はあまりしてこなかったのですが、もう一度最後に復習をしようと思いました。答練の解答は大抵テキストの抜粋で問題が作られているため、答練の復習といっても大してしんどくはなかったですが。あと、監査は委員会報告書をもう一回読みました。前回読んだのは短答前だったので、結構忘れている部分が多かったです。

商法は答案構成シートを回していました。もうこの時期になると160問ある問題と解答例も12時間くらいで一周させることができるようになりました。上級期になったばかりの時はこのシートの問題1問を理解して覚えるのに1~2時間かかっていたのですが。あと、レックの問題集も一回読みました。リスクヘッジのためにです。レックは司法試験の講座も開いているからかどうなのか、商法の論述もガッチリ論理的に解答を作っているなという印象を受けたのを覚えています。

民法は宮内先生のレジュメ読みです。レジュメは8月上旬に読み終わって、また論証の部分だけをまとめたものを読んでいました。

経営は答練復習をメインにやっていました。経営は答練で初めて学ぶことなどもあるので、本試験までに答練の復習は必要だと思います。

本試験前には受験仲間で合格祈願のためカツを食べるなど受験の雰囲気を盛り上げていました。短答試験の前にも5人でカツを食べに行って、行ったメンバーは全員短答試験に合格していて縁起がよかったので、論文前も行こうということになり行きました。短答の時とメンバーは若干異なっていましたが、結果としてこのときに行ったメンバーも全員論文合格しました。カツ効果バンザイです(笑)。実際のところは論文試験3日前にのんきにカツを食べに行くだけの余裕がある人なので合格するということなのでしょうか。
とにもかくにも本試験までの勉強はこれで終わりです。この時期も体調には注意していました。私はファーストフード店で勉強することが多かったので、冷房にずっとあたっていることになるために夏風邪をひく可能性があったので、服を一枚多めに持っていくとか、喉が少しでも痛いと大事を取ってよく寝るとかです。8月は勉強よりも体調維持が第一課題だと思っていましたので。


□ 勉強時間のまとめ

<2002年11月~2003年9月>(入門期)
勉強時間
簿記614.5時間 原計272.5時間 財表87.5時間 監査22.5時間 商法166.5時間 民法60.5時間 経営18時間 短答問題16時間 合計 1258時間

授業時間
簿記178時間 原計80.5時間 財表42.5時間 監査12.5時間 商法61.5時間 民法55.5時間 経営5時間 合計 435.5時間

<2003年10月~2004年8月>(上級期)
勉強時間 
簿記570時間(23%) 原計388時間(16%) 財表316時間(13%) 監査322時間(13%) 商法305.5時間(13%) 民法300時間(12%) 経営137時間(6%) 短答91時間(4%) 合計 2429.5時間

授業時間
簿記73.5時間 原計72時間 財表66.5時間 監査62.5時間 商法76時間 民法99.5時間 経営51.5時間 合計501.5時間


<2002年11月~2004年8月>(総合)
勉強時間
簿記1184.5時間(32%) 原計696時間(18%) 財表403.5時間(11%) 監査344.5時間(9%) 商法472時間(13%) 民法360.5時間(10%) 経営155時間(4%) 短答107時間(3%)  合計 3687.5時間

授業時間
簿記251.5時間 原計152.5時間 財表109時間 監査75時間 商法137.5時間 民法155時間 経営56.5時間  合計937時間