合格体験記の読み方
人にはそれぞれの環境や能力がある以上、万人向けの体験記は無いのですから。
実際、私の勉強方法を以下に述べますが、真似してほしくない部分がほとんどです。 しかし、何が皆様の合格へのヒントになるかわかりませんので、ありのままを書きたいと思います。
sunshineさん、卒後専念
わたしは、体験記の類は、自己責任の原則に基づき、常に懐疑心をもって読むべきだと考えています。なぜなら、体験記は、あくまで執筆者がどのようにして合格までたどり着いたかを書いたものに過ぎないからです。すなわち、体験記は、公認会計士試験という山を登るに当たって、「私はこの道を通りました」というのを他人に示すようなものであるといえます。
「あなたはあくまであなたであり、体験記の執筆者自身ではない。」
よって、体験記をそのまま鵜呑みにしたからといって、あなたが合格するとは限らないということです。
逆に言えば、あなた自身が、どのような道を進めば合格という目的地にたどり着くことができるのかは、あなた自身が自分で考えるしかない。ということです。どのような道を選ぶかは、あなたのおかれた状況に合わせて、選んでいかなければならないのです。
coolさん、卒後専念
1.合格体験記の半分はウソだと思うべきである。
2.合格者のその勉強法はその年限定のものである可能性がある。
3.合格者といえどもたまたま合格したものである可能性がある。
momoさん、へっぽこ大学、在学中合格
『自分に最も合った勉強方法を常に模索し続け、本試験の当日のための勉強をすることを常に念頭に置く』
ということがすべての基本になるのではないかと思います。
万人に合った勉強方法などは存在せず、あの人にとってはすごい良い勉強方法でも、わたしにとっては全然効果なし!ということだって普通にあるわけです。
それは、時として才能のあるなしにも思えますが、わりと単なる個性の違いだったりします。
個性の違いを嘆いても仕方ないので、自分という個性に最も合ったやり方を探して、それをやることが最善であるという結論に行き着きます。
H.Monkeyさん、卒後専念
私は絶対に受かる合格マニュアルなんて存在しないと思っています。
適切な勉強方法はその人の性格に結びつくもの。
ロビンさん、短期合格、在学中合格
<勉強方法>
モチベーション、集中力が十分にあっても、勉強方法が間違っていては空回りとなってしまいます。
私の個人的な見解ですが、勉強方法が間違っている人は思っているよりも、たいへんに多いです。
いわゆるベテラン受験生の多くはこの勉強方法が間違っているため、受かることができないのです。
勉強方法を誤らないために必要なことは常に自分の勉強方法があっているのかどうか疑うことです。
私もよく先生に聞いたり、友人たちと話し合ったりすることで自分の勉強方法を適宜修正していました。そして、正しい勉強方法を模索するうえで、有用なのが合格体験記です。
合格体験記からエッセンスを嗅ぎ取る
合格体験記は合格するための勉強方法のエッセンスのようなものです。
私は現役一発合格者と一発合格者の方々の合格体験記を特に参考にして勉強方法を確立しました。
皆さんも様々な合格者の方々の体験記を読んで正しい勉強方法を抽出してください。
エニクスさん、短期合格、退職専念
(1)効率的か否かはそう簡単には判断できない、
(2)自分に合う勉強法と合わない勉強法がある、
(3)勉強の進捗度によって、勉強法は変わっていく、
ということを認識しましょう。
要は、適切な勉強法を見つけ出す・選び出すのは非常に難しいことです。
だから定期的に自分の勉強法を見直して、また書籍や合格体験記を見て、自分が試していない勉強法を試すという努力が大事になります。