kbさん

ゴールから逆算の勉強法

本番簿記で大失敗でも合格

by kb

Ⅰはじめに
 1.プロフィール
 2.時系列にそった記述
(1) 2004目標編
(2) 2005目標編
 3.論文の自己採点
Ⅱ勉強法総論
1. 勉強に対する考え方など
2. インプットについて
3. 勉強内容以外
Ⅲ短答式
1. 用いた教材
2. テクニック的なもの箇条書き
Ⅳ論文式
1. 用いた教材
2. 科目別考察
   簿記、財表、原計、監査、商法、経営、経済
Ⅴおわりに


Ⅰ はじめに

1.プロフィール
 みなさん、こんにちは。このたび、公認会計士二次試験の合格体験記を書かせていただくことになりました、KBと申します。
 具体的な内容に移る前に、私の簡単なプロフィールを書かせていただきます。

年齢 22歳(卒1)
受験暦 03年短答 20点 不合格(お試し)
  04年短答 33点 不合格
  05年短答 39点 合格 → 論文合格

通っていた予備校
  04年目標 TAC1.5年L
  05年目標 TAC(簿記、監査、経営)AXL(財表、原計、商法、経済)大原 (短答式答練、公開模試)
選択科目 経営、経済

一日当たり学習時間 入門、基礎期 3時間上級期一回目:講義などあわせて10時間くらい?(記録紛失)
上級期二回目:自習時間のみで5~6時間、講義は0~6時間
直前期:自習のみで5~7時間くらい

得意科目 財表、経営
苦手科目 簿記

バイト まったくせず、貯金を食いつぶしてました 

2. .時系列にそった記述

1. 2004目標編 - 公認会計士試験
 私は大学2年生の10月からTACの公認会計士試験1.5年L本科なるコースで勉強を始めました。
それからしばらくは大学とTACのダブルスクールのような状態で一年間入門、基礎期をすごしました。大学の講義もあり、また部活動をやっていたため、それなりに忙しい生活を送っていました。そのため、この頃は一日の自習時間も0~3時間くらいで、ろくに勉強はしていませんでした。ちなみに大学3年の5月にうけた短答式は20問しかとれませんでした。

 そんな感じで時はすぎ、大学3年の10月から上級期に入りました。この頃からはアクセス(TAC早朝答練)も始まり、朝から晩までTACにこもるようになりました。幸いにして大学は単位取得が容易であり、部活動も一段落してきたので、かなりの時間を勉強に費やすことができました。とはいえ初めての上級、新しいことの連続で、授業の復習もままならないような状態でした。アクセスもあったため、寝不足で頭もまわらず、講義内容もろくに理解しないまま、答練でよい成績を取るために、理解の伴わない暗記や、闇雲な総合問題の演習ばかりしていました。

 で、大学4年の5月に短答式試験に挑戦、結果は33問しかとれませんでした。商法が5問だったのが痛かった。不合格を確信してショックを受けた私は、勉強をほっぽりだして、そのまましばらくTACから逃げました。
2.  2005目標編 - 公認会計士試験
 初回短答落ちという結果から立ち直り、05年に向けての勉強を開始したのはだいたい8月からでした。その際に初年度の反省をしました。それは、、、

 それまでの、答練でよい点数とるための勉強、場当たり的な暗記は無意味(どーせ忘れる)。なので、本質的な理解と文章構成の技術を身につけるとともに、合理的な勉強方法を確立して継続すべし。

 昨年度はスケジュール的に無理をしすぎた。早起きしてアクセスうけるのはいいけど身につかないし、睡眠不足でその後の勉強に支障がでた。

 一部の科目について(財表、商法、原計)TACの講義では、しっくりこなかった。

 以上を踏まえた結果、昨年とっていたアクセスはとらず、また財表、商法、原計、経済はAXLにしてみることにしました。というのも、ネットでの前評判がとても大きく興味をもち、また無料公開講座をうけてみると合理的な講義をする印象をうけたためです。この判断はおおむね正しかったようです(経済のぞく)。

 で、その後は予備校のカリキュラムをこなしつつ、全試験範囲の表をつくって網羅的な勉強をしました。TACとAXLという異なる予備校に通うのは受験セオリー的にはありえないこととよくいわれます。ですが、実際にやってみると特に問題を感じることは有りませんでした。そもそも、同じ予備校でも科目毎の連動はあまり無いですし、校舎も水道橋でしたから。それに、二年目だったので、だいたい勉強内容を経験していたためかもしれません。(ただし、新試験では簿記と財表がくっついて財務会計論になるので、必然的に一つの予備校に絞らざるを得ないかもしれません)

 また、昨年短答式で落ちたため、対策を十分とりました。具体的には、TAC、AXLに加え、大原の短答模試もうけ、できなかったところを復習しました。

 そして4月の論文全答練が終了した後、短答式に特化しました。各科目の答練をあつめてきて、復習のタイミングを考えながら回転させました。(後述)その結果、短答式は無事に通過しました。

 短答が終わった後は、短答の合格発表まで、論文式の過去問を5年分分析しながら解いていきました。残された3ヶ月のためにやるべきことを見極めるべきと考えたためです。これが結構時間のかかる作業で、短答合格発表までは過去問分析しかできませんでした。ただ、これはもっと早い段階で行っておくべきだったと反省しています。というのも、結局は本試験で取るべき行動の最適化が、受験勉強だとするならば、まず先にやるべきことが見えていないと方向を間違うおそれがあるからです。なので、一度でも上級を経験した人は、本格的に勉強に復帰する前に、過去問を徹底的に分析することをお勧めします。

 で、6月末に短答の発表があった後は、過去問分析を踏まえて自分でやるべき教材を絞り、それを繰り返しました。その際、本試験でどのようにアウトプットするかを考えながら勉強しました。なお、この時期には、TACでいう「論文まとめ」みたいな講義が、各予備校で行われます。私見ですが、この講義はあんまり意味がないものが多い気がします。いままで扱ってないものを保険的に出すことが多いからです。たとえば、退職給付がらみで年金資産をどうするかとか、細かい論点です。それらに手をつけるよりいままでやってきたものを確実にするほうが効果があります。ただし、各専門学校の公開模試だけは入手しておいたほうが良いです。なぜなら、そこが出ればみんなできますし、結構あたるからです。うわさですが、論文式本試験の問題はもう3月くらいにはできているそうですから、仮に公開模試がヒットしても、それから作り変えたり差し替えたりはできないらしいです。(弥永先生もそんなこといってました。)

 そして、論文2週間くらい前から、本試験と同じような生活リズムをとりました。またイメージトレーニングを十分に行いました。
で、いよいよ本試験。これは気力の勝負でもあります。イメトレを十分にしていたおかげで、自分ではそんなに緊張していないと思っていました。でも、やっぱり普段の答練なんかとはちがいます。やっぱ人生かかってますからね。解いている途中で頭真っ白になりそうなこともありました。また、中には、挙動不審な人とか、不正行為まがいのことをするひとや、商法こないひととかがいたりしますが、惑わされないようにしましょう。一度でも論文の現場を体験した人はわかると思いますが、ほんとに気合のある無しで5割ちかく勝負が決まる気もします。強気でいきましょう。一発合格の知人がいってた「論文式本試験には、確実に出来た箇所を一つ一つ積み重ねていくことで、合格という心証を形成するつもりで挑め」という言葉が、役に立った気がします。

 で、どうにか本試験が終了しました。私は経済選択だったので、商法が終わった時点では「いけるんじゃないの?」と思いました。(強気をこころがけてましたので)で、その日のうちに自己採点をしたら(もう、三日目の時点で監査までの解答速報ができている!!)、簿記が死んでいました。この時点で天国から地獄へ。その夜は疲れとショックで熱がでました。性格にもよりますが、合格発表まで、気持ちを安らかに保ちたければ、自己採点は自信のある科目に控えましょう。

 その後は、すぐに就職活動をしました。結構忙しいです。
で、就活後、バイトに励んでいるうちに11月7日を迎えました。合格発表は霞ヶ関に見に行きましたが、正直言って合格する自信はありませんでした。簿記ができませんでしたし、監査の報告論もちょっとヤバかったし、財表も少し白紙がありましたし…。ですが、結果はなんとか合格。

 おどろきました。思うに、理論科目で意外に点差がついている気がします。あと、仮に傾斜配点がおこなわれているならば、それは科目毎ではなく大問ひとつづつに為されている気がします。つまり、簿記の平均100点という感じではなく、第一問の平均50点、第二問の平均50点みたいなかんじです。真偽のほどはわかりませんが。

とりあえず、こんな感じで、なんとか受験を終了させることができました。

3.論文の自己採点

 以下は、論文終了後に個人的に作成したものの抜粋です。とりあえず参考までに。

論文終了後はかなりよい線行った気がしたんだが、自己採点の結果、簿記が死んだ。
35%+33%ってとこか。個別は7割いってもおかしくない難易度だったんで、差をつけられた。ほかは、まぁ、なんとかOKと思う。
で、自己採点(主観)
簿記 68点
財表 37+25、8+20+18+17=125
経営 6.25×4+8.33×5、16.66×2.1+3.57×9.5≒136
原計 8.33×4+5+0+8.33×4.7≒77
監査 20×3.4+38≒106
経済 25+50+3.57×8+5.55×3≒120
商法 75+45≒120
トータル 752(主観)これだけでは意味ないので、主観ベースの平均点算出
簿記95
財表108
経営110
原計85
監査115
経済100
商法110
トータル 723(主観)

標準偏差を255と仮定すると
n=3、500、平均=723、標準偏差255、のテストで上位40%は何点からか という問題をとけば、一応の心証は得られるよ、ってこと。

X=(U-723)/255
P(合格点数≦U≦1400)=
P((U-723)/255≦X≦2.65)=
0. 4≒P(0.24≦X≦2.65)
∴(U-723)/255=0.24→U=784.2(ボーダー)
そうすると、自分の点数では落ちてるってことか。
ま、見積りベースなのでなんとでもなるが標準偏差を180と仮定しなおして、平均を695と希望的観測すると

U=738.2

これだと受かってる。微妙だ。

Ⅱ勉強法総論 - 公認会計士試験

以下では、公認会計士試験の勉強にあたり気をつけるべきだと思うことを、述べたいと思います。体系的では有りませんがご容赦ください。

1.勉強に対する考え方など

(1) ゴールから逆算する発想 
 学問としての勉強ではなく、試験としての勉強を考えた場合に、もっとも重要なことは「ゴールから逆算」することだと思います。

 つまり、会計士試験の論文式に合格する(ゴール)

⇒論文式本試験の受験者のうち上位4割弱にいる
⇒各科目でまわりの受験生よりも相対的に優秀な答案を作り上げることが必要(かならずしも、周りの受験生より実力がある必要はないし、答練の成績で勝っている必要も無い)⇒2時間という制約の中で、答案を作成するという行動の合理化をはかるべき
⇒たとえば財表、

答練と同じ問題はでない→答練やテキストの暗記ではなく、応用が利く基礎を完璧にするべし
読みやすい文章が必要→論理展開のパターンをつくっておくべし
きれいな文字が好ましい→字が汚いなら練習するべし
行数が多いので全部埋められないかも→解答欄の行数をあらかじめ把握して、答案構成の時間限界(これを過ぎたら、とりあえず書き始めるという時間)を決めておくべし。また、短い速度で答案構成できるように練習すべし、そのためには必要なものの暗記をすべし
みたいな感じですかね。で、この「ゴールから逆算」をするためには、過去問をとくことが重要だったりします。
(2) 過度に難しい論点は勉強しなくて良い
当たり前ですが、あんまり難しくて出題可能性のない論点はやらなくていいです。たとえば、原計のシンプレックス法とかリアルオプションとか。経済の、ビジネスサイクルなんちゃらとか、監査委員会報告とか、財表の実務指針とか…
なぜなら、ほとんどでないし、また出ても、公認会計士試験は時間的制約のある試験ですから、その問題を捨てて、他の問題に時間をつかえばいいからです。あたりまえか。

2.インプットについて - 公認会計士試験

(1)理解のともなわない丸暗記はさける
 理解の伴わない暗記は無意味だと思います。TACの答練なんかは、テキストをそのまま暗記して吐き出せば、よい点数がつくことが多いです。でも、これはほとんど無意味です。記憶にも残りません。なので、やめるべきだと思います。とくに最悪なのが、長い文章の丸暗記。たとえば商法の解答例を頭から一言一句正確に丸暗記することとかです。
 ただし、暗記をするなとも言っていません。監査基準は暗記すべきだし、また必須の概念の定義であるとか、答案の書き方の作法なんかは暗記が必要だと思います。
(2)理論科目の勉強法
 自分の場合は、テキストをみて、論点を自分に説明するようにしゃべっていました。そうすることで、よく理解できたし、復習の速度があがったからです。いわゆるスピーチってやつでしょうか。基本的に、これは自宅でやっていたんですが、自習室でやるときは、耳栓をして、まわりに聞こえないような小声でしゃべっていました。耳栓をすると骨伝導で自分には良く聞こえます。
(3)暗記のテクニック
 いくつかの要素をおぼえなくてはいけないときは(例えば、論拠3つとか)、その論拠の頭文字などを抽出して、語呂などにして覚えるのが覚えやすかったです。きっかけさえあれば、内容は意外と思い出せますし、語呂でイメージがわけば忘れにくいので。

たとえば、監査論の内容ですが、独立の立場に疑いを招く外観を呈しないように配慮をしなければならない状態の具体例として

(語呂合わせの例)

特定の関与先から継続的に受け取る報酬が収入の大部分を占めること
特定の関与先との間に訴訟が起きている、または可能性が高いこと
関与先から、社会慣行を超える接待や贈答をうけたり、関与先に行ったりすること
過去に関与先の役員などであったこと
というものがあります(倫理規則に規定されているらしい)。

これを覚えるときは、まず「収・訴・接・役」と文中の言葉を抽出します。

そして語呂にしてみます。「しゅうそせつやく」→「臭素節約」。化学の実験でもしているんでしょうか、とりあえずイメージはわきますし、「臭素節約」自体はすぐ覚えられます。あとは、思い出すときに逆の手順で解凍していけばよい、というわけです。

 理想をいえば、この語呂が論点とマッチしていればよいのですが、なかなかうまくは行きません。また、語呂じたいにかなり無理があるときも多いです。反面、うまい語呂を探す楽しみがふえることで、勉強が少し面白くなりました(自分の場合は)。
(4)復習のタイミング
 復習のタイミングはきわめて重要です。私は、スポックさんのウェブサイトで合格体験記を書いているWhiteさんの方法をそのまま取り入れました。いわゆるエビングハウスの忘却曲線を応用した勉強法です。
この方法は効果絶大です。記憶の歩留まりが高くなります。なので、ぜひとりいれることをお勧めします。
(5)一日7科目
 自分は、基本的に一日7科目勉強するように心がけていました。少しでも触れない期間があると、記憶は抜けますし、カンも衰えますので。
 あと、勉強する資料はできるかぎり少なく削っていくようにしました。
(6)制度と学説
 特に財表で痛感しましたが、現行の制度のうらがわには理論があります。TACなどでは、財表は制度がほとんどメインで、ある学説から考えればAという結論だが、別の学説ではBになる、みたいなことはほとんどやりません。

 一方、AXLでは、収益費用アプローチで考えれば資産計上可能だが、資産負債アプローチの観点からは資産計上不可、であるとか、貨幣動態論(分配可能利益の算定を重視する考え方)で考えればストックオプションは費用ではないが、財貨動態論(業績利益の算定を重視する考え方、収益費用アプローチとほぼ同義)で考えれば費用とすべき、とか、一つの物事を異なる視点から考えることを多く行いました。
 すべてを暗記でクリアーするという発想にたてば、どれか一つの学説で行くというTACの発想は効率的です。量が少ないですから。では、いくつも学説を扱うAXLのやり方は非効率かというと、案外そうでもないんですね。結局、現行制度の論点の多くが、少数の学説の考え方から説明できたりするんで、総論部分を抑えるとかなりの論点が一本の線でつながります。なので、暗記の量は少なくてすみます。それに、勉強が少しは面白くなります。
 また、試験委員の多くは大学の先生ですが、その先生方も、試験で聞きたいのは制度を暗記しているか否か、ではなく、その裏側の理論をわかっているかということだと思います。試験問題が、制度論に限定されていないことがその証拠です。また、元試験委員に伺ったところ、同様の解答がいただけました。
以上より、私はAXL財表をお勧めします。別にAXLからお金とかもらってません。あくまで私見です。

3.勉強内容以外

(1)試験内容の勉強+その他の要素
 私が思うに、この試験ができるためには、試験で出題される学問の内容を理解することだけでは十分ではなく、その他の要素であるメンタル、問題へのアプローチ方法、運などの要素をコントロールすることも必要だと思います。

 感覚的な比率ですが、試験内容の理解:問題へのアプローチ:メンタル:運=4:2:3:1くらいでしょうか。

 したがって、このその他の要素についてもトレーニングすることが効果的と考えます。具体的な方法は個々人で異なりますが、「その他の要素を鍛える必要がある」ということを認識するだけで、結構違いが出てくると思いますよ。
 特に、試験内容の理解なんかは完璧なんだけど、なぜか論文がなかなか通らない方はやってみるといいかもしれません。
(2)メンタル面の管理
 メンタル面の管理には、日常的なものと、本番用のものがあると思いますが、ここでは本番でまけないだけの精神的強さを鍛えることに焦点を絞って述べます。これは試験に勝つためには非常に重要です。本番では、どんなひとでも多かれ少なかれ緊張したりあせったりします。特にイレギュラーなことがおきればなおさらです。そんな状態で問題にとりかかっては実力を十分に出すことができません。これはもったいないです。

 一方、人間には物事に「慣れる」能力があります。慣れれば緊張しないし、冷静さを保つことができます。

 なので、私は、短答用、論文用に「想定行動表」(別添)をつくり、短答、論文のしばらく前からなんどもイメージトレーニングをしました。これにより、緊張を軽減し、冷静さをある程度保ち、また試験時間を無駄にせずに効率良く使うことができました。
 なお、野坂先生のメントレ講座は有用性があります。講義内容は高度なので、30%くらいしか身につきませんでしたが、メンタルトレーニングの必要性を認識するという点では使えます。繰り返しますが、私はAXLからお金はもらっていません。

スポック注:想定行動表も提供していただきました。まずは短答式の公開です。
想定行動表(短答式)
想定行動表(論文式)
(3)答案構成の作法の定式化 
 よい文章を書くには、行き当たりばったりではだめです。初見の問題文を読んで、いきなり書き始めて、良い文章が書ける人は天才です。
私は、凡人ですので、答案構成に際して暗黙知的にもちいられているテクニックを形式知化することで対処しようとしました。意外に使えるので、ためしてみてはどうでしょう。

テクニック1:背理法
ある制度とかの必要性を論証するために使います。
① もしも~という制度がなかったら
② ~という問題が起きる。
③ よって~が必要である

テクニック2:理由の並列
ある制度の論拠とかの例示に使います。
① ~の論拠としては第一に~が挙がる。
② また、第二に~が挙がる。
③ 第三に~が挙がる。(以下略)

テクニック3:ひとつの文章に一つの内容
テクニック4:接続詞をつかう
テクニック5:問題文を繰り返して、語尾を合わせる
たとえば、「AはCであるかについて、あなたはどう考えるか、述べよ」
① Aとは~である。またCとは~である。
② AはCであろうか。
③ AはBである。またBはCである。
④ 以上より、私はAはCであると考える。
思いつくままにあげました。あくまで例なので、これらにとらわれる必要はまったくありません。
(4)法律答案の作法
 ふつうの文章のパターンについて上で述べましたが、法律答案(企業法、民法)については、もっと細かいルールがあると思います。ルールといっても、絶対ではありません。けど、法律的な答案を書くには、押さえておいたほうがいいと思います。
 なお、自分は民法はやってないので、企業法にかぎってのべます。また、これらのテクニックの多くは司法試験の本とかから引っ張ってきたものです。

 司法試験の答案は、採点官の見易さのために以下のような独特の「作法」があります。
一文を短く「ワンセンテンス・ワンテーマ」といわれるものです。一つの文の中に、一つの意味しかいれないというルールです。

接続詞を多用し、かつ目立つようにする前述「ワンセンテンス・ワンテーマ」は、論理の流れを明確にするためです。だらだらと文章をつなげると、前後の論理関係が不明確になりやすいので、一文を短く切った上で、その短い文章間を接続詞でつなぎます。これにより、前後関係が明確になります。また、接続詞の直後には「、」をつけ、一見して接続詞を拾えるように工夫します。これは、採点の際には接続詞をさっとみる採点官が少なくないという俗説によるものですが、これをやると確かに読みやすさが増します。

改行文章は普通、一つの段落は7~8行くらいで構成します。しかし、司法試験では「ワンセンテンス・ワンテーマ」が段落にも拡張解釈され、段落内に一つのことしか書かないのが原則になっています。例えば、理由と結論を同じ段落に書かない、原則と修正を同じ段落に書かない、といったことです。

ナンバリングそして、段落のまとまりごとに、数字をふっていきます。この数字の振り方で、論文答案全体の構造を示すのです。この帰結として、ナンバリングしたときに数字が文字に埋もれないように、左側にスペースを空け文字の書き出しをやや右側にずらします。

最後に「以上」とつけるこれは未完成答案と完成答案とを区別する意味合いです。答案の末尾に「以上」と書きます。

一応、この作法を守って答案を書いていました。参考までに2005年商法の再現答案を載せておきますので、よければご覧下さい。

(スポック注:再現答案のアップロード作業中です。今しばらくお待ち下さい)
(5)ペン
筆記用具はSARASAの0.5ミリとSIGNOの0.38ミリを解答欄の太さに応じて使い分けていました。ちょっと瑣末ですね。
(6)気分転換
 受験中はストレスがたまったりするので、気分転換が必要だと思います。私は、昼飯のあとは必ず散歩をしていました。東京ドームを一周したり、北の丸公園や靖国神社へいったりしました。また、このときに合理的な学習の方法を思いついたり、会計士への動機がかたまったりしてよかったと思います。気分転換にはなっていないかもしれませんが。

 あと、体を動かすことは有用だと思います。ずっと座りっぱなしで勉強していると、健康的によくないです。体を動かすと、ストレス解消になるし、良く眠れるし、こころなしか頭の回転も良くなる気がしました。なので、週1~2でスポーツジムにかよっていました(区が運営している公共のところ。激しく安い。)。
 もちろん、友達と愚痴りあうのも有効でしょう。

Ⅲ 短答式

1.用いた教材

簿記 TAC短答答練をファイリングしたもの95問
財表 AXL短答問題集(野坂先生作成)1019肢
TAC全答練50肢
大原公開模試1,2回100肢
LEC公開模試50肢
会計法規集
原計 TAC短答答練をファイリングしたもの95問
原価計算基準
AXLの原価計算基準のまとめ問題100肢
監査 TAC短答答練をファイリングしたもの500肢
大原公開模試1,2回100肢
LEC公開模試50肢
委員会報告書、監査基準
商法 AXL商法短答答練 900肢
TAC全答練50肢
大原公開模試1,2回100肢
LEC公開模試50肢条文素読み
その他 短答式の過去問 4年分くらい

 計算科目については、一度目で完全にとけたものは省いて、解けなかったもののみを二回転目に復習しました。また、単に正攻法で解くのみではなく、肢の数値の差額などを利用して解く方法をためしたりしました。
 理論科目については、肢毎に正誤の判定をしました。そのうえでわからないものは関連するテキストや条文、法規集などにあたって確認しました。また、完全に理解したものは省いてニ回転、三回転していきました。
本番一週間前には本番と同じ時間に過去問を解きました。
(2)テクニック的なものについての箇条書き
短答式の答練は必ず復習すること、理論科目は、すべての肢について、関連する条文や委員会報告書をよむこと。ただし、重箱のスミをつつくような問題(商法の条文のこまかい文言などのひっかけ)は不要(アクセルの科目毎の答練なんかは多かった)
復習の際は、問題を分野ごとにファイリングするといいかも
ミスした原因をあきらかにしておくこと(カンや分析であってたものは印をつける。また時間不足でとけないものも考慮)。そのうち、理解不足のものは、たとえ正解でも徹底して復習必要。

理論科目については、肢が正しいか間違っているかについての自信度にしたがって、印をつかいわけること。たとえば、確実に正解なら○、確実に間違いなら×、正解っぽいなら(○)、間違いっぽいなら(×)、わからんなら?、見たいな感じで。で、その後、肢の組み合わせをみて、答えの判断をする。

一般的に計算よりも理論の方が、時間当たり得点は高いはず。なので、自分は理論から先にといた。なお、TACと比較すると、本試験は理論はむずかしく、計算は簡単だったと思う。
計算は70%とればいい、と考えて確実にといた。

時間配分などもある程度定型化しておくこと。自分の場合は、理論60分、計算120分だった。解く順番はいろいろ思考錯誤したが、原計の理論→財表→監査→商法→簿原の簡単なもの→のこったもの、だった。なお、本試験では理論90分、計算90分となった。(新試験は科目毎なので、あまり関係ないと思いますが)

分析的手続

これは、短答式の計算問題を、ズルしてとくための方法です。名前は勝手につけました。かつて受験仲間に渡すために作った資料の抜粋を以下に載せます。
分析的手続(仮称)

定義 公認会計士二次短答式試験において出題される問題を(特に計算科目)、正しい解法を用いずに、各肢の金額の差額や、大小関係を利用して、正解にたどりつく方法である。(監査論における分析的手続との直接的な関係はないので注意。)
趣旨 ●短答式50問のすべてを3時間で解くことは困難である。したがって、必然的に何問かは勘により答えを出さざるを得ない。その際の正答率を挙げることが第一義である。●問題によっては、正攻法にのっとって解くよりも、分析的手続によって解いたほうが早く確実に解ける場合がある。●きちんと解いた場合の答えと突合することで検算になる。
効果 上記の趣旨にある効果の結果として、短答式の総得点(問数ベース)が3問以上あがる効果が、期待できる。

 分析的手続の基本

 分析的手続の基本として、「典型的ミスによる差額分析(仮称)」という方法があります。この方法は、よくありがちなミスをすることで出てくる金額に、間違った肢が用意されていることを前提とした方法です。 

 たとえば、特殊商品売買からの出題で、「売上総利益を求めよ」という問題があったとします。そして、普通に解いた時の正しい金額が300,000だったとします。ここで、問題中に売上割引が3,000あったとします。通常、売上割引は営業外費用になるため、売上から控除してはいけません。しかし、仮に本番の焦りなどにより間違えて売上から控除する人も多くいると考えられます。
 そして、試験委員(出題者)はそのことを見越して、297,000の肢を用意しておくでしょう。もちろん、この肢は誤りです。

 以上が前提です。 さて、ここから分析的手続によって答えをだすにはどうすればいいでしょう。単刀直入にいいます。それは肢ごとの差額をとって、その差額が3,000になっている肢のうち、金額の大きい方を選べばよいのです。この方法によれば、所要時間は1分半といったところでしょう。

 以上のことから、「典型的ミスによる差額分析」のやり方を一般化してみます。すると

その問題をとくにあたり典型的なミスを考える
そのミスをしたと仮定した場合に正解からいくら金額がずれるかを考える。(大小関係も含めて)
差額分析をして、そのズレに該当する肢をみつける。とまとめることができます。

あとはサンプルを使ってなれてください。

Ⅳ論文式

1.用いた教材(最終的な直前期につかったもののうち主なもの)

簿記 マスターの問題集から20問ほど
アクセスのうち簡単なもの
直前ドクタ
財表 AXL論文問題集ニ冊
野坂テキストのうち総論部分(基本的な視点)
法規集
原計 AXL完成答練から15問ほど
あと田坂先生の理論レジメ
監査 まとめレジメ(TACの南先生のレジメ+自分でまとめたレジメ)
商法 論文式の問題30問くらい
経営 TAC答練15回分?
TAC藤沢先生のレジメ
経済 TACアクセスTAC鏡先生のレジメ
TAC答練自前の論点ノート
その他 TAC全答練
大原公開模試
論文式過去問5年分

2.科目別考察

簿記(財務会計)
 簿記は苦手でした。なので、そこんとこ割り引いて読んでください。
 過去の本試験を解いてみた結果、簿記について本試験が問うてる能力は

基本的な論点を理解しているか、
いかに冷静に問題にアプローチできるか

の2点だと思います。

 まず、ですが、これはあまり細かく高度な論点や、ひねりまくりの論点はとけなくてよい、テキストレベルでよいということを言っています。本試験は時間的な制約がありますので、難しいものは捨てて、簡単なものをきっちりとればいいと思います。なので、自分はTACマスターの問題集をメインに使っていました。

 次に、ですが、これは問題を解く順番の判断や、とるべきところとすてるべきところの峻別を冷静にすることを言っています。たとえば、2005年の問題では、個別をきっちりとって連結は拾えるところを拾うのが正解だったようです。自分の場合は個別からといたのですが、早めに切り上げてしまったのが失敗でした。

 で、このを達成するためにどうすればよいかというと、開始直後に電卓をたたかないで、問題を良く読むってことですかね。まず問題を読んで、解答への筋道をイメージしてからとくのがよいかと思います。失敗した人間がいうと説得力ないですね。
財務諸表論(財務会計)
 財表は得意だと思っています。というか好きです。

 過去の本試験をみた結果、財表について本試験が問うてる能力は、

枝葉末節の暗記に走らず、学問的な根っこを抑えること
基準などの公的文書の内容を理解しているか
文章力の3点だと思います。

 まず、ですが、これはひとつのことがらを異なる視点から考える問題が出ているということと、いままでみたことも無いような問題がでているということから、考えたものです。たとえば、2005年の問題では、国庫補助金の問題や、ストックオプションの問題がこれにあたります。これを身につけるには、日ごろから視点の整理をすることが大切だと思います。具体的手法におとしこむのは難しいですが、学者の先生のかいた本を読んでみたりするのが効果ありだと思います。

 次に、ですが、これはそのまんまです。会計基準の内容くらいは押さえましょう。別に実務指針とかはいらないと思います。これを身につけるには、自分で会計基準を読んで、紙にまとめてみるといいと思います。減損会計については、これをやっていたおかげで救われました。

 最後に、ですが、これもそのまんまです。ただ、ひとくちに文章力といっても、いろんなものがあります。細かい技術は他に譲りますが、とりあえず言えることは、読み手のことを考えて書くということではないでしょうか。読み手がよみやすい文章をかこうと考えれば、おのずとわかりやすい文章が書けるようになってくると思います。あとは論理の流れを意識して図に書いてみるとか。 
原価計算(管理会計)
 原計は普通です。

 過去の本試験を解いてみた結果、原計について本試験が問うてる能力は、

問題構造を把握すること
いかに冷静に問題にアプローチするか

の2点だと思います。

 まず、ですが、原計については簿記以上に問題構造を理解することが重要です。製品の流れを図示するなりして、十分に把握してください。なので、問題を見た瞬間に電卓をたたくのだけはやめてください。
 については簿記と同じなので省きます。

 あと、原価計算の理論ですが、これにも一定の視点があると思います。たとえば、製品原価計算の視点は、正確な製品原価の計算、原価管理、計算の経済性、の三つだと思っています。また、岡本清先生の著書「原価計算」は、読むといいです。原価計算と管理会計の役割とか、考え方がよくわかります。予備校テキストも、この本がタネですし。
監査論
 監査は普通です。

 過去の本試験を解いてみた結果、監査について本試験が問うてる能力は、

基準や委員会報告書の内容をきちんとおさえているか
トピカルな議論を理解しているか
監査の現場がイメージできてるか

の3点だと思います。

 まず、についてですが、監査論に関しては、少なからず暗記が必要となります。出題内容も、基準や報告書の内容が書ければ合格点がくるようなものがかならずでます。で、暗記をする際ですが、一言一句、「てにをは」まで再現するような暗記はいりません。暗記とはいっても、意味を理解して、文章として再現できればよいと思います。あと、暗記するものは、まず監査基準です。品質管理やリスクアプローチなんかの分野も、いきなり委員会報告書につっこんだりせずに、まず監査基準を押さえて、それにからめて委員会報告書をおさえる感じがいいです。

 次に、ですが、トピカルなものを、業界の常識として押さえておいたほうがよいということです。たとえば、監査とコンサルティングの同時提供の可否とか、SOX法がらみで内部統制のはなしとか、です。これは講義で扱うものを押さえるくらいでいいのではないでしょうか。

 最後に、ですが、これは事例問題を解く際に必要になります。監査論の問題は、おおむね大問一つが基準、報告書のもので、もうひとつの大問が事例的なものだと思います。で、事例問題が出たときに、監査の現場がイメージできると、それなりの解答をつくることが出来ます。あとは、まったく意味不明な問題がでてもくらいつくガッツが必要です。 
商法
 商法は普通です。ただ、本番はよい答案がかけたと思います。

 商法は、本番に論文を書きます。そして、典型的な問題と、今までみたことが無いような問題がだされます。
なので、必要な能力は

典型的な問題の論理の流れを押さえておくこと
初見の問題でも論理が展開できるように、一般的な答案の書き方を押さえておくこと&条文の位置の把握

だと思います。

 まず、に関しては、予備校が提供してくれる基本的な問題を読みこめば身につきます。このとき、丸暗記をするのではなく、大きな構造を理解すること、自分で答案構成してみること、がポイントかと思います。また、一回一回は短い時間でよいので頻繁に繰り返すことで知識として定着します。
 つぎに、に関しては、たくさんの問題を見ていく中で、論理展開のパターンが見えてきますので、それを自分なりにまとめるのがよいと思います。また、条文の位置の把握には条文をよく読むことが不可欠です。短答式対策にもなります。あとは、頻出の条文などは、語呂などをつかって覚えておくのも有効です。2005年の問題は、あまり条文ひかなかったので、いらぬ努力でしたが…
あと、商法の答案を書くときに気をつけたいこととしては

1. まず条文
2. 例外的な事項を聞かれたら、原則を述べる
3. 問にのみ答える
4. 事例なら、問題提起→規範定立→あてはめ、結論。制度説明なら、定義→趣旨→一定の視点から類型化して具体的制度。みたいな感じにの

せること
とかですかね。
経営
 経営は得意でした。

 ただ、この科目の勉強法に関しては、あまりオリジナリティーはありません。過去問をみると、だいたいTACなどで扱っている内容が聞かれているようだからです。なので、内容面は、TACの答練を完璧にすることで対処しました。

 あと、経営は丁寧さと文章力が必要です。解いてみるとわかりますが、時間的制約がキツイこの会計士試験において、経営学だけは1時間ちょっとで終わってしまうのが普通です。だから、文章を推敲することができます。内容的には似ていることをかいても、接続詞の使い方や、字の丁寧さによって試験委員の印象はかわるはずです。なので、じっくり丁寧に答案を作成しましょう。

こう考えると、試験開始から1時間あたりで、早退している人は、貴重な試験時間を捨てていることになります。
経済
 経済は、やや得意といった感じです。

 本試験を分析した結果、経済に必要な能力は

典型的な問題は完答できること
経済学の基本的考え方を言葉と視覚で理解していること

だと思いました。

 まず、ですが、本試験では基本的な問題と応用的な問題が出題されることが多く、基本的かつ典型的な問題を答えられないと、大きく差がついてしまうためです。この能力は、予備校が提供してくれる問題の計算パターンを押さえるという単純な作業で身につきます。たとえば、クールノー・ナッシュ均衡をもとめるには①利潤関数を自社の生産量で微分、②反応関数をだす、③連立して解く、という手続を行えば良いだけです。裏側にあるゲーム理論的な理解などは、この場合まったく無くても問題は解けます。最低限、この流れのみは押さえておきたいです。

 次に、ですが、これは応用的な問題に対処するために必要です。上記のパターン学習は、典型的な問題には有効性がありますが、応用的なものには通用しません。たとえば2005年の第13問の問題1なんかは、パターンでは解けないものがあります。こういう問題は経済学の考え方をある程度理解していることが必要で、その理解の度合いをはかる目安が、日本語で説明できることと、グラフで説明できること、だと思います。

Ⅵおわりに

以上、エラソーにつらつらと述べてきましたが、結局のところ、自分で考えながら勉強することが一番重要なんだと思います。他人のやり方を参考にするのはよいですが、他人のやり方にとらわれる必要はないと思います。
乱文満載の体験記を、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

スポック注:想定行動表も提供していただきました。

付録1

短答式想定行動(イメトレ)

(現物は手書き)
by KB

11:30ごろ、会場につく。多少の興奮はあるが心は冷静

 →昼食をとる。よくかんで味わうこと(落ちつくので)
 →最後の確認など、もしくは配布物に目をとおす
 →12:30までにはトイレを済ましておき、メントレして十分にリラックスすること。(友達にあっても長話しすぎないこと)
 →試験監督の注意説明があり、しばし待たされる。周りの人は気にしない。絶対勝つ。
 →沈黙が緊張を高めるが、セルフトークで冷静に。よけいなことは考えず、腹式呼吸のみ意識する。

 いざ開始、まずは必要事項を記入、問題用紙の編綴(3分ほど)
  →まず問21を解く、基準は抑えてあるため、確実にとける(解き始めなので冷静に!!)

  →続いて財表、むずかしい肢やかわった形式があるが落ちついて解く。まよったら、原理原則にしたがって解く。遅くていいので確実に。(30分ほど)

  →続いて監査、変な形式の問題や、分量の多さも想定済みなので、冷静にとく。時間は気にしない。なお、監査報告書と監査調書を読み違わないように(20分ほど)

  →そして商法。このあたりで集中力が少し落ち、周りには電卓をたたき始めるひともでてくるが、気にせず、あせらず、気合をいれなおしてとく(20分ほど)
 なお、電卓を豪打する人や、ビンボーゆすりする人は、焦っていてうまくいってないひとなので、気にせず、逆に気持ちを落ちつける材料にすること

  →この時点で最大90分までOK。とにかく、速度より正確性を重視
  →簿記、難しそうな問いや苦手な分野はとばす。とりあえず5問程度をきっちりとく。また数値が一発ででても、安心せずにひっかけをチェックする。分析なども活用して、あせらなずに!!(40分ほど)

  →原計、難しいものや、苦手な分野、対策が薄いものはとばす。こだわりすぎないこと。また、途中で集中力が切れるので、おちついて、気合を入れなおす。腹式呼吸をする。(40分ほど)

  →残りの時間で、残した問いをとく。分析を活用して稼ぐ。

  →最後の5分でマークミスをチェック。

  あせったら、まわりをみて一度おちつく。腹式呼吸。プレッシャーに負けてつっぱしったら負ける。ていねいにとくことが結果的につまずきをへらし、時間の節約になる。

付録2

論文式本試験想定行動フロー

一日目
簿記
一般的注意
・ 一発目なので緊張するだろうが、冷静に、地に足をつけて。
・ あせりそうになったら回りの人を見て、冷静さをとりもどすこと。
・ 難しい問題をとらなくては合格できないなんてことはない。簡単な問題を確実に積み上げていくことが肝。
・ 正確性を最重視する。スピードは追求しない。
・ 問題の量が多くても、「かっちり(資料から必要な処理をすべてひろうイメージ)」、たんたんと解くこと。
・ やる気がないくらいが丁度いいといっても過言ではない。
・ 勉強した論点(孫連結)とかがでても、飛びつかず、こだわり過ぎないこと。
・ 簡単なものからとくこと
・ 60分ルールを意識すること。
・ はじめにアプローチを考えること

フロー
1. まず局名と受験番号を書く(乱丁落丁あれば申し出る)

2. 下書き用紙がついてない場合は定規で切ってつくる。適宜処理。

3. どの問題から解くか決めるために問題文を軽く読む&解答用紙を見る(2分ほど)。形式は大問二つと思われる。だいたい個別のほうが簡単OR解けそうなことが多いので、そのつもりで。但し先入観にとらわれすぎてはいけない

4. 解く問題の問題文を良く読む。いきなり電卓たたき始めたやつは死亡。ここでやるべきことは、①アプローチの方向性の決定(EX、個別の処理をすべてしてから連結、とか個別→関連論点の連結、とか。構造問題で特に重要)②社名と期間、問題文の指示、空欄推定の論点、前T/Bで注意すべき科目、なんかをチェックする(色ペンで)。ここで、相互関連性のある論点はメモッておく。また、指示のうち特定の論点に絡むものはその論点のそばにメモる。

5. 解き始める。個別については簡単なものから解くこと。相互関連あれば、関連させる。むずいのは捨ててもいい。なおC/Sの場合は、まず解答用紙に符号や△付けておくといい。また、構造問題は「かっちり」とくこと。連結などはいちいち仕訳を切る。

6. 適当な時間(とりあえず60分目安)になったら、もう一つの大問にとりかかる。この段階ではあせっていると思うが、いきなり解かず、しっかりアプローチを考えること。で、解く。はじめに解いた問題のほうが簡単ならもどることもある。

7. 終了

8. Rf:本試験で問われていることは、①基本的な処理ができるか、②いかに冷静に問題にアプローチできるか、の2つに集約されると思う。とくに簿記は一発目なので、精神的な要素が大きく影響し、また手応えがその後の科目にも影響する。攻めを狙って爆死するのが一番危険。そこそこでもいいので、守ることを考えるべし。どうせ、他の受講生もそんなにできない。あせったら深呼吸&セルフトーク(心の中で自分に話し掛けること。たとえば「落ちつけ」など)

簿記終了時点で11時くらい。ただ、答案回収に時間がかかるので15分くらいはそのままと思っておくべし。なお、雰囲気は緊張感ただよっている。また疲労している。答案回収中は目を閉じるなりで回復すべし。あとは、戦意喪失してる人を見て、自分の心の安定をはかるべし。
で、次の財表は12時30分からなので、昼飯を食べる。よく味わうこと。ただし、あまり食べ過ぎると眠くなるので、少なめに(カロリーメイトとおにぎり)。なお、一度宿泊先に戻ることも有りうる。
財表
一般的注意

・ 問にまっすぐこたえること。知っている知識をすべて吐き出そうとは思わないこと。
・ 簡単なものの答案構成はシンプルに。
・ 白紙は絶対に避けること、うそにならない範囲でまもること。
・ ポジション(自分がよって立つ視点。たとえば、資産負債アプローチなのか、収益費用アプローチなのか、など)を意識すること
・ 字は丁寧に。とくに書き出しの部分。
・ 始めの一文字は空けること

フロー
1. まず局名と受験番号を書く(乱丁落丁あれば申し出る)。
2. 解答用紙の行数を数える(問題用紙にメモしていく)。その際に使うペンの太さも決定。
3. 行数を集計して、必要解答量を把握する(70行くらいが普通。80行超えたらかなり急がなくてはならないと思うべし)
4. 問題をざっと読む。で、解きやすいもの(典型問題など)を峻別

5. 答案構成する。このとき、まず視点、ポジションを決定すること(EX,資産負債アプなのか、貨幣動態論(分配可能利益の算定を重視する見解)なのかetc)つぎに、聞かれていることをペンでチェックしてピックアップ。で、問に対応するように答案構成をする。なお、問題レベルで連続性があることが多いので、まず構成がだいたい終わってから、実際に書き始めるのがいいと思う。ここで、時間切れによる白紙が一番怖いので、答案構成のリミットを決めておくこと。なんだかんだいって、時間的制約はキツイので、構成はシンプルに。典型論点はフローを少しメモルか頭の中のみでOK。

6. 実際に書き出す。字は丁寧に。「な」が「る」みたいにならないように。始めの一文字は空けること。また、時間切れにならないように進捗のチェックも考えておく。

7. 書き終えたら、誤字脱字のチェックをする。

8. 本試験できかれる問題には、試験委員の問題意識が反映されていることが多い。だから、視点、ポジションが重要かも。とくに須田先生は貨幣動態論、徳賀先生は資産負債アプ、花堂先生はIAS、FASBとの相違が視点として重要なので意識しとくこと。

財表終了時点で14時30分くらい。ただ、答案回収に時間がかかるので15分くらいはそのままと思っておくべし。雰囲気は緊張感ただよっている。また疲労している。答案回収中は目を閉じるなり寝るなりで回復すべし。あとは、戦意喪失してる人を見て、自分の心の安定をはかるべし。
で、次の経営は15時15分からなので、あまり時間がない。答案回収時間も考えれば30分くらいか。なにか食べるなどして回復をはかるべし(ウィダーインゼリーのエネルギーイン)。
経営
一般的注意

・ 事例問題については好き勝手に述べずに、一定の視点でかくこと。(たとえば、組織間関係論の問題ならば、資源依存パースペクティブ(試験委員が用いている概念です。)の考え方を使う、とか)
・ 時間を目いっぱい使って、丁寧な答案構成と文字をこころがけること
・ 白紙は絶対に避けること、TXTにとらわれすぎず、自分で考えること。
フロー
1. まず局名と受験番号を書く(乱丁落丁あれば申し出る)。
2. 解答用紙の行数を数える(問題用紙にメモしていく)。その際に使うペンの太さも決定。
3. 行数を集計して、必要解答量を把握する(経営では60行くらいが普通。イレギュラーがなければ時間的制約は弱い)
4. 問題をざっと読む。得意そうな分野から解く。

5. 答案構成する。まず、聞かれていることをペンでチェックしてピックアップ。で、問に対応するように答案構成をする。なお、問題文の言葉を分解していく感じで構成するといいかも。何気にキーワードリンクが有効。また、事例では好き勝手に述べずに、一定の視点でかくこと。経営に関しては、時間に余裕があるとともに、文章力と心証が重要なので丁寧な構成が必要不可欠。また、問題レベルで連続性があることが多いので、まず構成がだいたい終わってから、実際に書き始めるのがいいと思う。(ダイレクトに書けるものは書いておく)ここで、時間切れによる白紙が一番怖いので、答案構成のリミットを決めておくこと。

6. 実際に書き出す。字は非常に丁寧に。「な」が「る」みたいにならないように。始めの一文字は空けること。とにかく試験委員の心証を良くすることに心を砕くべし。また、時間切れにならないように進捗のチェックも考えておく。なお、経営に関しては途中退出者がけっこういるが、そのひとたちは点数を上げる努力を放棄して、貴重な試験時間をみすみす捨てている連中なので、びびらないでよい。別に優秀だから早く終わるわけではない。

7. 書き終えたら、誤字脱字のチェックをする。

8. 経営を解くころには疲れてるので、精神力の勝負ともいえる。粘ること。

経営終了時点で17時15分くらい。ただ、答案回収に時間がかかるので15分くらいはそのままと思っておくべし。あとは、宿泊先にかえって休むこと。二日目に疲れを残さないようにきちんと回復すべし。とりあえず一日目終了。
二日目
原計
一般的注意

・ 二日目の一発目なので緊張するだろうが、パニックにならないこと
・ あせりそうになったら回りの人を見て、冷静さをとりもどすこと。
・ 簡単な問題を落とさないことが勝負の分かれ目。難しい問題は拾える部分を拾うこと。
・ 理論の視点として、計算の正確性、計算の経済性、原価管理の有効性、が使えるかも。
・ 小問一つ30分ルールを意識すること。
フロー
1. まず局名と受験番号を書く(乱丁落丁あれば申し出る)
2. どの問題から解くか決めるために問題文を軽く読む&解答用紙を見る(2分ほど)。形式は小問二つからなる大問が二つだと思われる。問題文の量が少ないほうが簡単な傾向はある。但し先入観にとらわれすぎてはいけない。あきらかに難しいものは捨てる。ただ、一見難しくても拾えるものがあるので、一読くらいはすべき。

3. 解く問題の問題文を良く読む。
4. 解き始める。小問レベルでは、基本的には問題の順番通りに解いていけばよいと思う。ただし、難しい問題は飛ばすこと。時間的な制約が大きい科目であるとともに、簡単な問題をいかに落とさないかが勝負になるため、正確さとスピードの両立が肝。なお、理論ものんびり構成してるひまはないと思う(そんなに難しくないので構成もいらないことが多いけど)。また、理論よりも計算が時間当たり得点は高いので、二者択一ならば計算を優先すべし。さらに、計算過程を書かせるタイプの場合は、それに時間をかけすぎず、下書きの一つと考えるほうがいいかも。計算過程は正解が得られなかったときの救済措置なので、簡単なときはかかない。NPVとかで部分点狙うときは書く。あと、「小問一つに30分ルール」は意識しておく。
5. 終了

6. Rf:本試験で問われていることは、簡単な問題をいかに落とさないか、だと思う。難しいのはだれもとれない。また、原計は二日目の一発目なので、精神的な要素が大きく影響し、また手応えがその後の科目にも影響する。攻めを狙って爆死するのが一番危険。守ることを考えるべし。どうせ、他の受講生もそんなにできない。あせったら深呼吸&セルフトーク。あと、04の傾向から推測するに、理論の比重は比較的大きいと思われる。

原計終了時点で11時くらい。ただ、答案回収に時間がかかるので15分くらいはそのままと思っておくべし。雰囲気はかなり緊張感ただよっている。また疲労している。答案回収中は目を閉じるなりで回復すべし。あとは、戦意喪失してる人を見て、自分の心の安定をはかるべし。
で、次の監査は12時30分からなので、昼飯を食べる。よく味わうこと。ただし、あまり食べ過ぎると眠くなるので、少なめに(カロリーメイトとおにぎり)。なお、一度戻ることも有りうる。
監査
一般的注意

・ 時間的制約がキツイので、スピードが必要。
・ 場合によっては、全部うめられなくてもよい
・ 典型論点の構成はシンプルに。解けないものは後回し。
・ 視点としては、「表と裏」「三者(監査人、被監査会社、投資家)の視点」「効果性と効率性」「社会的信頼」などがある。
・ 問題文の解読に無駄に時間をかけすぎないこと
・ とくに書き出しの部分の字は丁寧に。
・ 始めの一文字は空けること

フロー
1. まず局名と受験番号を書く(乱丁落丁あれば申し出る)。
2. 解答用紙の行数を数える(問題用紙にメモしていく)。その際に使うペンの太さも決定。監査の場合は解答用紙の欄が広いので太ペンが妥当。

3. 行数を集計して、必要解答量を把握する(85行くらいが普通。基本的に、かなり急がなくてはならないと思うべし。なお04は111行あったが、この量では完答は無理なので、行数を全部埋めようとは思わないこと。取れるところをとる姿勢が大事)

4. 問題をざっと読む。で、解きやすいもの(典型問題など)を峻別
5. 答案構成する。まず、聞かれていることをペンでチェックしてピックアップ。で、問に対応するように答案構成をする。ここで、時間切れによる白紙が一番怖いので、答案構成のリミットを決めておくこと。なんだかんだいって、時間的制約はキツイので、構成はシンプルに。典型論点はフローを少しメモルか頭の中のみでOK。解けないものは後回し。

6. 実際に書き出す。字は丁寧に。「な」が「る」みたいにならないように。始めの一文字は空けること。また、時間切れにならないように進捗のチェックも考えておく。

7. 書き終えたら、誤字脱字のチェックをする。
8. 本試験できかれる問題には、①基本概念の説明、基準など、②監査制度の意義、③実務的な問題、④トピカルかつ対立する議論、なんか。かなりスピードが要求されると思う。なお、監査論の視点としては、「困ったら三者(監査人、利害関係者、被監査会社)の立場で考えてみる」、「報告論は、利害関係者の利益保護と監査人の責任限定から考えてみる。」などがある。

監査終了時点で14時30分くらい。ただ、答案回収に時間がかかるので15分くらいはそのままと思っておくべし。雰囲気は緊張感ただよっている。また疲労している。答案回収中は目を閉じるなり寝るなりで回復すべし。あとは、戦意喪失してる人を見て、自分の心の安定をはかるべし。
で、次の経済は15時15分からなので、あまり時間がない。答案回収時間も考えれば30分くらいか。なにか食べるなどして回復をはかるべし(ウィダーインゼリーのエネルギーイン)。
経済
一般的注意
・ 簡単な問題をいかに落とさないかが勝負の分かれ目になる。
・ 下書きは整理された形で書くこと。紙面をけちらない。
・ グラフィカルに考えること
・ 可能ならば結論を推測しながら解くこと。
・ あきらかに難しいものは捨てること。

フロー
1. まず局名と受験番号を書く(乱丁落丁あれば申し出る)
2. どの問題から解くか決めるために問題文を軽く読む&解答用紙を見る(2分ほど)。形式はミクロニ問、マクロ三問だと思われる。
3. 解く問題の問題文を良く読む。で設定を絵などにして整理。

4. 答案構成みたいなことをする。ミクロでは、計算のフローを下書きの左端にメモッておくといい。マクロでは、モデルをがりがり解くのではなく、どの論点か(ケインズ、古典派、マネタリストなど)、どんなことが聞かれるかをざーっとチェックする。また、マクロモデルは、GやMは文字のままで解いておいて、適宜代入すること、あとは全微分しておくといいかも。

5. 解き始める。下書き段階で、大体答えまでの道筋は固まっているはずなので、あとは丁寧に計算するのみ。なお難しい問題は飛ばすこと。時間的な制約もあるし、簡単な問題をいかに落とさないかが勝負になることに留意。

6. 終了

7. Rf:本試験で問われていることは、簡単な問題をいかに落とさないか、だと思う。特に本年度は試験委員の顔ぶれから、問題は簡単になることが考えられる。難しいのはだれもとれない。また、経済は三発目なので、疲労がたまっているはず。よって精神的な要素が大きく影響すると思う。粘ること。あせったら深呼吸&セルフトーク。

経済終了時点で17時15分くらい。ただ、答案回収に時間がかかるので15分くらいはそのままと思っておくべし。あとは、宿泊先にかえって休むこと。とりあえずニ日目終了。

三日目
商法
最終日は10時からなのでそのつもりで

一般的注意
・ 解答用紙を取り間違えないこと。(鉛筆でのメモが有効)
・ 論点ずれをしないように、問題文の分析を十分にすること。
・ 知っていると思う問題にこそ注意すること。
・ 知っていることを吐き出すのではなく、問にまっすぐ答えること。
・ 制度説明の問題については、一定の視点からの類型化を忘れないこと(「事前事後」「監査役に関する制度は、独立性と権限の強化」など)
・ 問題提起の際には条文解釈を行うこと。
・ 事例の問題提起の際には認定(なにが問題となるか示す)→抽象的問題提起(甲とか乙などを使わないで、取締役、債権者など一般的な言葉をつかう)をすること。
・ 条文準用は、すぐに引けない場合かつ重要性低いならば、「等」で逃げておくこと。
・ 自説がメインということを忘れないように。
・ 答案構成の段階で行数の配分を決めること
・ 左側をすこし空けて、ナンバリングすること

フロー
1. まず局名と受験番号を書く(乱丁落丁あれば申し出る)。
2. 次に解答用紙の形式を見ておく(罫線のみなら、総論→各論という書き方ができる。また問一、問ニという感じなら総論→各論は基本的に無理。あと、イレギュラーな用紙の可能性もかんがえておく(弥永先生みたいなやつ))。その際に使うペンの太さも決定。また、解答用紙の取り違いを防ぐために、解答欄に鉛筆でメモっとくといいかも

3. 問題をざっと読む。出題分野をチェックして、解けそうなものから取りかかる。
4. 答案構成する。まず、問題のタイプを判断する。制度説明型なのか、事例なのか。論点はあるか、比較なのか、など。で、問に対応するように答案構成をする。制度説明なら定義→趣旨→類型化→各論みたいな。もちろん論点あれば問題提起(条文)→規範定立→あてはめもする。また、事例ならいきなり問題提起。なお、問題文の言葉を分解していく感じで構成するといいかも。条文とキーワードリンク(前の文章を受けて、論理的に次の文章を書く手法。)が必須。なお、条文を引く際には定規などを何本か用意して、必要な条文に挟んでおくと引きやすい。条文準用は、すぐに引けない場合かつ重要性低いならば、「等」で逃げておく。条文検索に時間をかけすぎては行けない。また、商法の場合は、片方だけが完璧で、もう一問はすかすか、みたいなことを避けるために、まず構成を終えてから、書き始める。その際、行数の配分も大体決めること。答案構成の目安は30から40分くらい。ま、ある程度柔軟に。

5. 実際に書き出す。まず、答案用紙を間違えないように注意する。とくに白紙の場合には注意する。左側をすこし空けて、ナンバリングすること。このとき、「問一」などが記載されている場合は一行下から書くといい(与えられている行数にもよるが)。始めの一文字は空けること。「な」が「る」みたいにならないように。また、あまりだらだら書くのは良くない。簡潔かつ的確に。70%くらいの分量でも内容がよければ評価は高い。答案末尾には「以上」をつけること。書き終えたら、誤字脱字のチェックをする。

6. 商法は論点ずれが一番怖い。何を聞きたいのかよく考えてしっかり構成をして書くこと。また反対説は考慮できればよいが、簡潔にのべること。あくまでも自説がメインであることを絶対にわすれないように。

商法終了時点で12時くらい。ただ、答案回収に時間がかかるので15分くらいはそのままと思っておくべし。とりあえず終了。よく休むこと。