チェキ男さん、三度目の正直

会計士を受験しようと思ったきっかけ

 私の家は祖父が始めた会計事務所を営んでいます。そのため、中学生の頃くらいから税務及び会計に関して馴染みはありました。ただ、当時は会計監査はおろか税理士と会計士の違いも分かりませんでした。

 高校で、大学のつながっている付属校に入学し、3年生になると希望する学部の関係で理系と文系に分かれる段階になり、うっすらと会計を学んでみようかなと思いました。また、たまたま大学の授業を受ける機会がありそのときに管理会計が面白いなと思った記憶があります。

 私は高校までずっとサッカーをやって来ました。高校3年生の夏、部活を引退するまではずっと大学でも体育会でサッカーを続けようと考えていました。引退後、部活がなくなり物凄く暇になったため大学生活についていろいろ考えるようになりました。

 ちょうど進学する学部の希望も出さなくてはならなかったこともあって何がしたいのかあれこれ考えるうちに、大学4年間をサッカーに捧げれば体育会系は就職も良いしそれもありだなとか、ただし自分のサッカーの素質的に体育会で通用する自信がないなとか考えました。

 そうこうしているうちに商学部に進学しようと思うようになり学部では会計や経営学を学んでみたいなと思うようになりました。そして高校を卒業し大学へ入学しました。大学入学ギリギリまでサッカーを続けようか悩み、その反面勉強も頑張って大学院へ行けたらな、などと考えていましたが、結局自分は大学サッカーでやっていく自信がなくて部活の道は諦めました。

 そして部活を諦めたとき、今度は部活に代わる何かに大学生活を賭けてみようということになり、それなら勉強をしてみようということになりました。ただ、実際問題として学部の授業で高度なレベルまで勉強するのはなかなか難しいと考え、それならば受験勉強と言う形であれ専門的なことを学べることから資格を目指してみようと思い、どうせやるなら会計系で最高峰の資格である公認会計士を受験することを決意しました。

入門・基礎期

 大学入学の春に会計士受験を決意した私はとにかく現役で受かりたいと考えました。そのため1年生から勉強を始めれば3年生の時に受験できると考え、大学にもなれる後期くらいから勉強を始めようと考え、前期は新歓コンパや飲み会、アルバイトなどに精を出し積極的に遊んでいました。また、今のうちに免許も取ろうと考え教習所にも通いました。

 専門学校選びに当たってあまり深くは考えず、家から近いし大手だからという理由でとりあえずTACの説明会に参加しました。時期的に9月を待って1.5Lコースに入るか、8月下旬の2年本科の一番遅くスタートするクラスに入るかのどちらかが考えられましたが2年本科のほうが時間的に余裕があると考えたので2004年目標の2年本科にしました。

 一番遅い開講のクラスだったため、いきなり週3で午前午後で簿記がありました。予備知識もなかったためそのときは面食らいましたが何とかなるだろうと考えていました。

 8月からTACに入学したものの始めは家庭教師のバイトは続けていましたしサークルにもたまに顔を出していました。TACの授業は休まず出席していましたが、あまり復習はしていませんでした。

 そんな中、11月くらいに入門Ⅲの特殊商品売買の実力テストがあり、あまり復習をしていなかった私は100点満点中10点を取ってしまいました。返却された答案を見て愕然とした私はこのままでは落ちこぼれてしまうと一気に危機感に襲われ、自習をしなければと思いました。

 冬休みから自習室に通う毎日が始まり、トレーニング簿記とトレーニング原価計算という問題集を買ってひたすら計算のトレーニングをしていました。そのおかげで以降の実力テストでもいい点が取れるようになりました。

 冬くらいから理論科目や選択科目も入門講義が始まりましたが、入門期は理論科目はあまり勉強していませんでした。

上級期

 私は結局3回目の受験でようやく合格を果たすことが出来たので上級期は3回経験しています。山あり谷ありの上級期でした。自分としては二回目の受験で短答で落ちてしまったことが最大の挫折でした。

 入門から上がった一回目の上級期は一発合格に向けて気合十分でした。トレ簿やトレ原をひたすらやりこみ過年度のアクセスも入門基礎期の範囲は解き終わっていたのでその勢いで上級でもスパートをかけられるように勉強していました。しかし、理論科目が本格的になり全科目の講義・答練、アクセスが始まりかなりきつくなりました。そのときは本当に苦しかったです。

 過年度生に比べると知識量では負けてしまいますので、とにかくがむしゃらに食らいついていくことだけが作戦でした。そのため、講義・答練は先頭の生収録クラスで受け、アクセスは朝一クラスで受講しました。とにかく必死でついていくことだけを考えながらがむしゃらにやって勢いだけで短答は通りましたが論文は合格することが出来ませんでした。ちなみに全答練は二回とも1500番くらいでした。

 二回目の上級は論文の発表後の11月から始めました。前年度にお世話になっていたアクセスの講師から上が抜けた二年目は上位300番くらいに入れるように頑張れと言われたのでそこに食い込めるように目標を定めました。また、上位に入って自分も講師になることも目標でした。一回目ではとにかくがむしゃらにやることだけが作戦だったので二回目はそれにプラスして全体を見渡しながら戦略的に勉強することを考えました。二回目になると知識も増え、成績も順調に伸びましていきました。

 そして、四月下旬くらいに第一回全答練が行なわれ、そこで予想外の上位50番以内に入ってしまいました。自分は上位100人は雲の上だと思っていましたので200~300番くらいに入れるようにと目標を置いていましたし、普段の感覚からしても大体そのくらいが妥当だろうと思っていたからです。思わぬところで成績優秀者をとってしまい、調子に乗る自分と、逆に自分はそこまでできる人じゃないと思う自分とで揺れ動き、自分を見失ってしまいました。

もともと短答はあまり得意ではなかったため不安も大きく、そこで自分は足をすくわれて二回目の受験は短答で落ちてしまいました。

 二回目で短答落ちしたことで一気に絶望の淵に突き落とされました。両親にも、一回目で論文まで行けたことを材料に在学中に合格するからと二回目の学費もだしてもらっていたのでアカウンタビリティが果たません。

 また、3年生の時に論文までいったので、会計士の勉強とは関係ない普通の大学の同期と自分を比較して来年受かれば現役合格だなどと周りを一歩リードしているかのような感覚すらありました。

しかし、自分は短答落ち。

周りの友達は就職活動を終える時期で、就活を乗り越えたことで一回りも二周りも大きくなって帰ってきたように思えました。

 今からなら何とか就職できるかもしれないということで一般企業への就職活動も考えました。大学の就職課にいって面談したり、就活終わった友達の話をきいたりしましたが結局どうしても他にやりたいことも見つからず、あと一回だけ、あと一回だけだからと親に頼んでなんとかもう一度やらせてもらうことになりました。

 三回目は本当に辛かったです。もうあまり成績は伸びないし、新制度で不透明な部分が大きく、不安材料も多かったからです。

 また、自分は経済学と経営学が二本柱で得意科目だったため租税法のせいで経済学を切ってしまったので戦略科目が減りました。租税法も割りと得意にはなりましたが圧倒的なアドバンテージは取れるほど得意ではありませんでした。短答前は前年のことが頭をよぎって万が一また失敗したらどうしようと不安になりストレスで胃が痛くなりました。結局短答では八割くらい得点することが出来たので通ることができ、論文は全てを出し尽くして合格することが出来ました。

勉強方法など

 簿記、管理会計はとにかく総合問題を解くことに尽きると思います。ただし、私は科目のバランスを考え、そこまで計算に比重をかけませんでした。計算科目は圧倒的に差がつく科目ですが本試験で大爆発することはなかなか考えにくいと思い、それならば少し得意なくらいにしようと考えました。簿記に関して言えば特にアクセスを中心に解きました。管理会計は原価計算の頃から得意だったので理論などを中心に理解メインで量自体はあまりやりませんでした。

 理論科目は試行錯誤しながら勉強していました。一回目は財表と監査は単語カードを作って暗記していましたが、二回目以降はやりませんでした。財表と監査は論点をひたすら計算用紙などに書きだすというふうに勉強していました。講師の補助レジメというよりはテキストをメインにやっていました。企業法は答案構成のトレーニングを重視していました。テキストを一通り読み込んだ後は大部分を答案構成に費やしました。経営はレジメやテキストを読み込むことを繰り返しました。

 租税法はとりあえず4月一杯までは多めに勉強していました。問題集を中心に個々の論点を潰していきました。直前気になるとアクセスや答練がたくさん出揃ってきたので分野ごとにまとめて個々の論点ごとというよりは総合問題ベースで勉強しました。初年度と言うこともあって租税法に関して理論は差がつかないと考え直前に少し見るくらいしか理論はやりませんでした。

 短答に関して言えば、簿記や管理は特に対策はしませんでした。短答答練は量も多く網羅されているのでそれ以上手を広げることもないと思います。論文ベースの勉強で十分ですが、短時間で多くの問題を解くこと、最短経路で求められた部分だけの数値を出すことのトレーニングとして短答答練を使うといいと思います。理論は条文や基準、法規集などを丁寧に読むといいと思います。

 実際の本試験でも多くがそこから出ますし、何より問題を解いて単に○×をつけるだけよりも科目としての理解が深まります。短答は全科目についていえることですが短答答練を分野ごとに並び変えてファイルしてそれを解くといいと思います。量もありますし、ほとんどの範囲をカバーできます。市販の問題集や他の予備校の問題を解くよりはそれだったら基準などを読むほうが効果的だと思います。

 論文に関しても特に直前期には自分はレジメなどよりも基準や条文を重視したほうがいいと思います。条文は頭から読んでも無駄ですが、試験場ですぐ引けるようによく使う条文はすぐ引けるようにしたりするといいと思います。また、財表や監査は新しい基準などが出るとそこがヤマになりやすいので財表は新しい基準とその意見書など、監査は改訂前文や品質管理基準、新しく公表された委員会報告書などをよく読むといいと思います。実際今年の本試験でも監査では17年改訂前文からの出題が多くあったように思います。

最後に

 モチベーションが下がったときにどうするかは多くの人が悩む問題です。

 よく、気分が乗らないときはさっさと切り上げて気分転換を図るという人も多くいると思いますが、私は逆に乗らないときこそ無理やり机に向かうことを勧めます。

 一見非効率的ですが、机に向かい続ければ最終的にわずかでも上積み出来ますし、最後まで自習室にいてやり続ければ調子でないのに最後まで頑張ったと自信につながります(とは言ってもどうしても調子でないときに私も漫画喫茶やスロットに行ったことも多々ありますが…)。

 合格後、私は監査法人には進まず、コンサルティング会社に就職しました。

 私の個人的なイメージですが、監査はやはりビジネスというフィールドにおいてはプレーヤーにはなれず、レフリーでしかないと思ったのが一番の理由です。私はAuditよりもBusinessという舞台でプレーヤーとして生きていきたいと考えたのです。

 監査というものを経験しないことには不安はありましたが今はこれでよかったと思っています。監査法人へ進むことを否定はしませんがビジネスの現場はやはり時間の流れがとても速く、刺激的な毎日を過ごせています。

 最後になりましたが受験生の皆様へのメッセージとしましては、使い古された言葉ですが「最後まで決して諦めない」と言うことです。

勉強中、どんなに苦しくても、どんなに悩みがあってもそれは、合格発表で自分の番号を見つけた瞬間に全てが報われることです。

 そして、合格することで目の前には一気に新しい世界が開かれ、今まで見ることの出来なかったレベルのものが見られるようになります。今の苦しい思いの全てが自分の合格のためなのだと言い聞かせて努力を続けてください。

 皆様の合格とともにこの体験記が少しでも皆様のお役に立てることを祈っています。

ハムスターさん、会計士補の2科目勝負体験記

05年2次試験合格 06年2科目(監査・租税)合格2次試験受験回数:2回年齢:29歳(前職あり)

一言なるべく記憶を美化せずに、事実ベースで振り返りたいと思います。

総論

 合格できるとは思っていなかったので、すべてが結果論になります。しかし、今回振り返ってみて、強いて挙げる勝因は、①結果として方針が正しかったこと②自分が持っていたリソース(2次試験の合格経験、環境など)を使いこなせた点に尽きたと思います。

概略

・10月租税法の勉強スタート
・入門基礎期はこの時点で一通り済ませていました。上級5回目までは講義だけ受講。
・11月中旬から一旦停止(開業登録、就職先の決定、引越しなどなど)12月~5月まで、まったく手付かず
・監査・リクルート準備・ベンチャー支援・採点講師・結婚式の準備(結納・式場探し、衣装探し、打ち合わせ等など・・・)で時間が作れず。
・6月再スタート 
・平日の夜及び、週末の少なくとも半分(残りは結婚式準備)は租税法に回す
・ 8月10日~22日追い込み(受験有給+夏休み) 一日1時間程度は監査論に回す。残りは租税法に投入。

 結局300時間~400時間ほど投資したと思います。比率でいうと租税9.5:監査0.5になります。

方針

 初年度で2科目一括合格をめざす。

常々、先輩から「改正初年度の年が周りの体制が整っていないから勝負時」と言われていました。周りの受験生(一般、士補)の状況を聞いていると、受験日が近づくにつれ租税法に対する諦めの声が聞こえてきたため「今年は勝負の年だ!」と確信を得ました。

 実際、受験当日も租税法は専門学校の予想に反する問題によって諦めて帰る人々をみて、周りが自ら進んで脱落してくれたのが追い風になったと思います。来年以降はもっと必死に勝負してくる受験生がいると思うと、手が抜けませんでした。

環境づくり

勉強時間を捻出する。

  平日の朝・夜の事務所を活用する。

 働きながらの場合には、休日は普通に勉強できるので、平日いかに時間の作れるかがポイントになりました。その点、自分は通勤時間が短い(15分)ため朝起きてから問題を1問解いたり、夜事務所に戻ってから仕事の勢いをそのままに勉強を始める(がんばって3時間くらい)、といった具合に、平日の朝夜にアドバンテージとなる時間を作りました。

追い込みの時期は外食で全てをまかなう。

 普段は自炊することもありましたが、追い込みの時期(直前2週間)は、貯蓄の持ち出し覚悟で予算を無視して、すべて外食として時間を確保しました。

サブノートの作成(法人税は上級含む、所得・消費は入門基礎期のみ)

租税法は論点が細切れになっているので、ちょっとした時間に見返せるサブノート(B6サイズ)を作成しました。大原ならポケットコンパスに相当するものになります。自作したので、時間がかかる反面、その過程で理解が深まるという効用もあったと思います。

集中できる環境を確保する

 事務所の自習スペースをフル活用

 幸いにして事務所にはセミナールームがあり、追い込みの時期は、一日中入り浸っていました。専門学校の自習室より一人当たりのスペースが広く、綺麗、静かで、飲食、独り言も自由、ネットも完備、事務所の同期、若手の先輩もいたのでディスカッションもすぐに出来て効率的な勉強を集中して出来ました。あるときは、一緒に勉強していた人の誕生日を祝って、買ってきたケーキを食べたりと、楽しい気分で勉強できました。

メンタル面の維持(意識(動機)付けなど)

いつかは詰めなきゃならないのだから・・・

1年目で仕事や生活環境が初めて尽くしの中でなかなか勉強のモチベーションが上がりませんでした。「今は言い訳できるよなぁ・・・」なんて誘惑もありました。そんな時は「いつかは時間を投資しなきゃいけないのだから、早くやっちゃおう」と考えることで、なんとか自分を奮い立たせていました。

事務所からのプレッシャーに打ち勝つ

  事あるごとに進捗を聞いてくる先輩・上司

 「前向きに勉強しています」と受け流していました(笑)。特に監査法人の先輩・上司は自分たちが働きながら3次試験を通しているだけに、冗談半分、本気半分でプレッシャーをかけてきます。そんなときに「余裕で合格ですよ!」という強気のコメントや、「絶対無理っス」などの弱気すぎるコメントはどちらにしても自分で自分の首を絞めるので、適当にお茶を濁していました。

 ちなみに強気すぎるコメントは、落ちたときにかっこ悪いし(自分のダメージが大きい、聞いた相手はネタに出来るから◎かもしれませんが)弱気すぎるコメントは、受験有給や仕事の量を配慮してくれている先輩や上司に失礼だったりします。たまに気分を害する人はいます。(配慮してくれない部署もあったみたいなのでなんとも言えませんが)

 余談ですが、受験が終わったあとは「どうだった?」という振りがよくありました。そのときは同様な理由により「もう遠い昔のことで覚えていません」と回避していました。まぁこれはこれで、消極的だったのですけどね。

イライラしたらスポーツクラブへ

1時間で泳ぐ、サウナに入る。

 活動の拠点としていた事務所の近くに法人契約をしているスポーツクラブがありました。おかげで勉強が煮詰まってイライラした心を、無心に体を動かして汗をかくことで、スッキリさせることができました。意識していませんでしたが、頭と体の疲れはバランスを取った方が、いい睡眠が取れるそうです。いい睡眠は頭をすっきりさせるので、そういう点でも効果があったかもしれません。

追い込み中も一日くらいはお休みを

一週間前に一日、休養を入れました。それ以外にも甲子園の決勝も見ちゃいました。息抜きは上手くとれたと思います。

体力的にきつくなった時。

 味の素の「aminoVITALforACTIVE」を常用していました。粉末状のアミノ酸サプリメントです。下手なドリンク剤だと、熱っぽくなってその後体調がおかしくなることがあったのですが、このサプリの場合は、すぅーっと元気が出る(がんばれる)感じになるのが良かったです。 いつも疲れている先輩に奨めたら、コレ無しでは生きられなくなった人もいます(笑)。30袋(一日1~3袋)で3000円くらい (ダイコクドラッグにて)と決して安くないですが直前期に追い込みたいときは、役に立つと思います。

専門学校・講座選び

 迷わずに古巣のTACへ申し込み理由は単純で05目標本科生の合格者は無料だったから・・・。受講したコースはDVD通信にしました。働いていると通えないですよ。積極的理由としては、自分のペースで受講が可能、及び倍速再生ができること、映像があること。

追加で申し込んだ租税法アクセス29回分

法人税は総合問題が必要だったので、追加で購入しました。単純に問題が必要という他に、どこまでやれば良いか、勉強量の目安になったという意味で、単なるアウトプット練習という以上の意味はあったと思います。ここまでやっときゃいいでしょと思えるのは、精神的に楽になりました。

具体的な勉強の内容

租税法

  倍速で聴いていた講義

 DVDで講義を受講するときは1.5倍速で回して、一日3コマくらい一気見をしていました。3時間が2時間になるので、ずいぶん時間を節約できたと思います。この1.5倍速受講を実現するために、ピッチ(音程)が高くならない(聞き取りづらくならない)専用のDVDプレーヤー(1万円程度)を買いました。修了試験(旧3次試験)でも使うだろうと思えば、高くない買い物だと思います。

最近はノートPCのDVD再生ソフトでも倍速再生が可能なものがあるので、それでも代用できるそうです。

  問題集の科目別の使い分け、間違えたらノートに記録

法人税、消費税は答練・アクセス中心、所得はテキスト問題集を中心に。総合問題も時間がかかるので、1回解いたら、問題文の右上にできなかった論点を書き、間違いノートへ何がどうできなかったのかを記録しました。そして、2回目以降は出来なかったところだけを解くという具合に段々と出来ないところを無くしていくという流れにしていました。租税法のコツはつかめていなかったので、オーソドックスな形で淡々と勉強していきました。

監査論

  講義はまったく聴かなかった

 結局監査論は講義はまったく聴きませんでした。テキストも2次試験時(05目標)のものを利用し、後は監査小六法で対応した次第です。一応、トピックな新基準は目を通していたので、品質管理の問題もそれなりに対応できました。後は、GCやら会計方針の変更など、近年ヤマ当てで出てくる論点を基準から復習しておきました。

その他に、監査基準が改訂されていたので新しくなったテクニカルタームは、言葉と内容をさらっておき、答案に反映できるようにしておきました。

  差をつけられない程度に目を通した答練

監査論はTACの答練のみを利用。とりあえず一般受験生に差をつけられない程度に、典型論点を思い出し、新ネタも一通り目を通しておきました。今年も、一部ド典型の問題が出題されましたが、一般受験生に書き負け(丁寧さ、正確さ、構成など)しないためには、予め思い出しておく必要があると考えたからです。

注意した点

 テキスト及び答案練習は一通り目を通す。問題を解く。

監査論でも書きましたが、一般受験生が相手であったので、いかに差をつけられないかという意味で、広くオープンになっている情報は一通り目を通しておきました。

 2回目以降はできなかったポイントだけ復習する。

とにかく、使える時間の割に租税法の範囲が広かったので、問題を解く→できなかったポイントのテキストに戻る→詰める(書く)→解きなおすという流れを崩しませんでした。こうプログラム化(勉強方法を固定に)することで、効率的になったと思います。

受験本番

 諦めない。

 一見してわからない問題も、記憶にある確実な知識に基づいてできるだけ空欄を残さないようにしました。租税法の理論に関して言えば、本当にお手上げだった問題1問2の事例問題以外は、何かしら記述しました。書かなければ、ゼロ点ですが、何かしら確実な知識に基づく論理的な論述であれば、ゼロ点以上ではあると考えていたからです。解答速報を見ると、かすっている部分があったので加点はあったと思います。一点(ちょっとの)差に泣いた人も多かったので、こういう粘りは侮れないなという感想です。

 箇条書きの問題以外は事前の構成を怠らない。

 論文式の基本です。2次試験で嫌というほど練習してきたので、頭で考えるより先に体が動いていました。特に今年の問題は「考える」問題が多かったので功を奏しました。事例、条文や基準の知識をベースに「考える」問題は今後もなくならないことを考えると、必須能力かなと思います。

2科目総合勝負であることを忘れない。

 両方受けきるということ。そもそも、方針が2科目一括合格狙いだったので、租税法とか途中で帰りたくとてしょうがなかったですが、時間一杯まで粘りました。

体制は万全に100%のパフォーマンスを出すために

空調が良い教室だったので結局は使わなかったのですが、寒さ対策、暑さ対策は怠りませんでした。寒さ対策は羽織るものを用意すること。暑さ対策は、保冷剤や冷えピタを持ってくること。一発勝負の受験だけに、環境にパフォーマンスが左右されるのだけは悲しいですからね。

最後に

論述した内容を覚えていた。

3ヶ月前に自分が書いた答案の内容を大体覚えていたことに驚きました。

金融庁の出題の趣旨を読んでいるときに、比較ができたのです。分からないなりに考えながら書いていたのだなと、その時は思ったものです。

2次試験の時も同様のことがあったのですが、最近思うのは、出来たところも出来なかったところも、記憶に残っているときは考えながら問題を解いた証拠であり、結果として、いい結果がついて来るものなのかなと。(できないところが多すぎたら別ですが)

最後まで適(切かつ妥)当に論述した上で3ヵ月後に答案を再現できるくらいの人は、おそらく合格しているのではないでしょうか。以上は合格体験記というところから逸脱しましたが、今後、結果が発表されるまでの間、不安が残る人の一助になれば幸いです。

yutaさん、一発合格者のエッセンス

1、序章

基礎データ受験回数:1回
年齢:22歳予備校:TAC

 公認会計士試験は難関資格といわれており、新試験制度になった今年度も結局、合格者は増加しませんでした。この現実を見て、会計士試験挑戦に二の足を踏んでいる方もいらっしゃることと思います。確かにこの試験は一般的に長期の受験勉強を強いられ、試験に合格しない限り前には進めない厳しいものです。

 私も大学2年のとき、会計士に挑戦するか普通に就職するかで悩みました。会計士に挑戦することは自動的に3年生の就職活動を放棄することになるからです。

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アップルさん、元SEのポジティブ勉強法-

はじめに

 はじめまして、アップルと申します。27才です。受験期間としては2年2ヶ月(3ヶ月の充電期間を含む)、受験回数としては短答2回・論文1回で合格することができました。大原のDVD通学で勉強し(よって受験仲間無し)、選択科目は経営学でした。

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yuraさん、働きながら一発合格

1.はじめに

 合格体験記集を御覧の皆様、はじめまして。yuraと申します。私は、2006年度の公認会計士試験に働きながら一発合格することができました。

 このたび、他の社会人受験生の方に多少なりとも参考になればと思い、体験記を書かせていただくことにしました。自分の体験に基づいて書いていることから、本体験記は主に社会人の入門生向けになっているかもしれません。ただし、上級生の方でも多少はご参考になるところがあるのではないかと思います。

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為さん-高卒一発合格者の勉強法

目次 1.はじめに2.勉強方法の確立3.時期別の勉強方法4.科目別の勉強方法5.モチベーション維持のために6.さいごに

1.はじめに

 はじめまして。2006年公認会計士試験に一括合格しました為と申します。この度合格体験記を書かしていただくことになりました。今後受験される方々の少しでも役に立てば幸いと思います。

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