管理人について

はてブ数
管理人について

公認会計士(旧試験)2000年度二次試験合格、2003年度三次試験合格、2004年公認会計士/税理士登録

今はこじんまりと、仕事をしています。

二次試験合格直後から、勉強法サイトSpoksLogを立ち上げ
公認会計士登録直後から、合格体験記集CPA-LAB立ち上げ

2008年頃から本業が忙しくなり、WEB活動中断

2022年、少し本業が落ち着いたので、かつての気持ちを思いだし、CPA-LAB再開

公認会計士試験 合格体験記募集

はてブ数

2023年度の合格体験記の募集は締め切りました。

※報酬なしでもよろしければ、受け付けます。

たくさんのご応募、ありがとうございました。



cpa-labでは、公認会計士試験の本音の合格体験記を募集しています。

あなたなりの勉強法を教えてください

あなたにとっては「ちょっとした」ことであっても、他の人にとっては「ものすごく役に立つ」があると思います。テクニックでも、考え方でも、あなたの思いでも、受験感想文でもかまいません。ぜひご応募ください。

あなたの経験を書くだけで2万円。開示答案提供で+1万円(数字面の採点、コメントはしていただく必要はあります)。

そもそも管理人が公認会計士試験の体験記を募集する理由はこちら。

応募資格

  • 公認会計士試験論文式本試験の全科目合格者
(免除科目あってもOK。)
  • 科目合格者は対象ではありません。(過年度に科目合格または免除して、今年一括合格ならOK)。
  • 他の専門学校などが出版する合格体験記に執筆する人,した人は、対象外です。
  • 成績通知書を受け取ってからご応募ください。

選考

連絡フォームに所定の事項を記載して送信してください。

一定のカテゴリごとに選考します(例:短期合格、社会人合格等)

選考のうえ、予算がなくなり次第終了します。
いきなり体験記を送りつけることはおやめください。

無償でOKの方は、年がら年中、いつでもOKです。

字数

基本的には好きなように書いていただきますが、次の内容を含むようにしてください。
  • 差し支えない範囲で成績開示の内容(短答、論文)
  • 総合的な事+各科目の勉強法を区別して書くこと
  • 最低4000字。
報酬  2万円

ご自分の採点前解答の開示請求をしていただける方は、+1万円
(簡単な自己採点と差し支えのない範囲で成績開示お願いします)。

趣旨

専門学校のバイアスのかからない、本音の合格体験記

お願い

 後に続く受験生にとって有用であると考えることを書いてください。できれば自分の答練の成績や予定表など、受験生が具体的に参考になるデータを添えてください。(データは字数にカウントしません)

応募方法

こちらのメールフォームからご連絡ください。

・メール、ツイッターにて連絡
・スポックからの連絡をまってください。選考結果を通知します。
・数回メールにて打ち合わせを行います。
・スポックより原稿依頼をいたします。
・原稿をスポックまでメール送信していただきます。
・場合によっては、加筆訂正をお願いいたします。
・原稿料を銀行振込にてお支払します。

注意事項!!

原稿執筆者は、以下の規約を了承するものとします。
CPA-LAB公認会計士試験合格体験記 応募規約(2022年3月20日)
  1. 投稿より1年間、コメント欄等にて名指しで質問があった場合これに誠実に答えること。名指し質問でなくても回答するよう努力すること。(常にコメント欄をウォッチしている必要はありません。名指し投稿があった場合はスポックより連絡します)
  2. 1年間はスポックとメールで連絡がとれる体制を堅持すること(アドレスは公開はいたしません。私が知るのみです)
  3. 選考通過連絡または正式依頼メールから3週間以内に合格体験記を提出すること
  4. 応募していただいた原稿の著作財産権はすべてCPA-LAB及び管理人スポックに属するものとし、他の企画(WEB、出版等)に流用することがあっても応募者は異議申し立てをしないものとします。
  5. 他の企画流用の場合であっても追加の報酬はないものとします。
  6. 応募者は、応募いただいた合格体験記を有償、無償にかかわらず、CPA-LAB以外の個人、団体に提供してはなりません。自らのWEBサイト、ブログ等も同様です。
その他注意事項
  • 本名、メールアドレス等を公開する必要はありません(公開したい人は公開しても構いません)
  • 合格者であることの確認のため、受験番号と名前、住所はご連絡いただきます(スポック以外に知ることはありません)
  • スポックの勉強法に対して迎合する必要はありません。本音の投稿をお待ちしております。
スポックが、合格体験記を募集を再開する理由はこちら。

さあ、後に続く後輩のために、合格体験記を書いてもいいな、と思った人はぜひご連絡ください。

FAQ

  • Q 対象は一括合格者だけですか?
  • A はい、そうです。
  • Q 税理士(不動産鑑定士、弁護士)なので、免除科目があります。免除科目の分は書けませんが、それでもいいですか?
  • A 問題ありません。
  • Q 個人情報はどこまで教えなくてはならないのですか?
  • A WEB上で公開はしませんが、合格者であることの確認のため、以下のものはご連絡いただきます。
・本名
・受験地、受験番号、受験年度
・口座番号、名義
・連絡用メールアドレス
  • Q 個人情報の管理はどうなっていますか?
  • A 管理人が細心の注意を払って管理します。不要になったと判断した時点で破棄する予定です。
  • Q 本当に報酬を払ってくれるのですか?
  • A はい、払います。過去の実績があります。信用できない場合は申し込まないでください。
  • Q 報酬の受取方法は銀行振込のみですか?
  • A はい、そうです。

履歴

はてブ数
2004年頃 SpoksLog公認会計士試験合格のための勉強法支援サイトから合格体験記コンテンツを分離
2008年頃 本業多忙のため、更新停止
2022年1月頃 CMSの脆弱性を突いた攻撃を受け、コンテンツ全消失 (しばらく気がつかなかった)
2022年3月  かろうじて残っていたコンテンツのみ復活させる

少し仕事も落ち着いてきて、何か受験生の役に立つことができるかどうか思案中

再現答案(公認会計士試験)

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公認会計士試験は、相対試験です。どんな試験問題かということも重要ですが、
他の受験生がどんな答案を書いたか、が最も重要です。
短期合格のための効率的な勉強法を構築するうえで、そのゴールを見据える必要があります。 
以下は、当サイトの理念に共感していただいた論文式試験受験生の協力により、作成されたものです。

公認会計士試験は2006年度より新試験です。今年は未知との遭遇でした。そのパイオニア達が、再現答案の作成に協力していただいていります。

再現答案ですから、必ずしも、提出した答案そのままというわけにはいきません。
受験生は再現答案を書くために試験を受けているのでなく、
合格するために受けているのですから。

試験終了後、記憶がまだ新しいうちに、がんばって思い出して書いていただきました。
作成者は大変な労力で再現していただきましたが、
人間ですので、記憶違い等がある可能性もあります。

そのあたりは冷静に割り引いてご利用ください。
会計学、経済学などの計算科目はともかく、企業法、民法、経営学、監査論などは
特に、本試験で書いた内容と異なる場合があり得ます。

外部リンク公認会計士 合格体験記集

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2005年度

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2005年度の合格体験記です。

Whiteさん 付録 復習手帳

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手帳のサンプルです。
サンプルは5月17日~23日までの1週間のものです。
短答式試験前ということもあり、欄の右側(日付のすぐ下)には
短答対策の計画も書いてあります。

サンプルの内容について簡単に説明しておきたいと思います。
 

続きを読む

2022/03/23(水)sunshineさん後編

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公認会計二次試験 < 2004合格体験記 >

by sunshine

後編

【Ⅳ 私の勉強法についての考え方】
~前編の【私の軌跡】で書けなかった2年目の勉強法を含む。

(1)「人に説明すること」を意識して

普段、友人などに「これはなぜ?」と聞かれたときには、普通は「○○だから」の一言で答えようとしますよね。
でも、論文の答案は、定義書いて、趣旨書いて、論点書いて、反批判書いて・・・というように、ある程度決められた型どおりに書かないと、論文として認められないような部分があります。この結果、論文の答案というと、受講生の多くは答練とかテキストとかレジュメとかの論証をそのまま覚えこんで、それを丸写ししようとしているように思えます。
 この方法だと、丸暗記に異常な労力がかかるし、結果的に論点ズレやピンボケ解答を書いてしまうことになる気がします。だから、私が考えた方法は次のとおり。

・ もし、解答が10行でなく1~2行しかなかったら、何を書くか考える・・・結論は何なのか
・ そして、結論に至る道筋に定義や趣旨、理由を置いていく。
で、具体的にやった方法は次のとおり。
・ 論証をコピーし、定義、趣旨、結論を「色別」する・・・inputの時期
・ 答練や過去問を見て、「口で」答える。・・・直前期

この結果、私は直前期の理論科目について、机に向かう時間を大幅に削減できました。歩きながら、自転車や電車に乗りながら、風呂に入りながら、喫煙室で、・・・簡単なメモがあれば、仮にメモなくても何を書けばいいのかわかっていれば、どこでも勉強できるのですから。
 あと、休憩室で、顔見知りの複数の友人が問題について議論していたら、それに首を突っ込んで、自分なりの考えを話してみる、といったこともしていました。頭に詰め込んだだけだと、うすらぼんやりと理解しているだけだけど、誰かに話すとなると、きっちりと考えをまとめなければいけないですから。これが理解の助けになると思います。
 それと、暇なときに、なぜ××の制度は必要なのだろう・・・とか、考えてみるのもいいですね。例えば、なぜ商法が必要か、とか、なぜ会計監査が必要か、とか、基礎的な視点のものや大きな視点のものを考えてみると、きっと勉強になります。
(ちなみに、私が理系の友人に、監査法人の内定を戴いた旨のメールを送ったときに、その友人から、お祝いの言葉と同時に、結局会計監査って何をするのだ?と問われました。会計士受験生としては当たり前なのだけど、財務諸表の「ざ」の字も怪しい人に説明するとなると、かなり大変です。でも、すごく勉強になりました。だから、皆さんも、会計についてぜんぜん知らない友人や家族に「俺はこんなことをやってるんだ、やりたいんだ!」なんて説明をしてみるといいんじゃないでしょうか。)

(2)「準」基本書主義
私の基本書に対する考え、それはひとつです。

  「基本書を読む労力と、それによって得られる、理解が深まるという効果を比較衡量する。」

つまり、「基本書主義」が先にあるのではなく、基本書を読んだほうが、場合によっては、効率がいいから基本書を読むというスタンスです。
私の場合、大学の試験対策でもそのようにしていたのですが、数冊の本の同じ箇所を読み比べて、イメージを深めていくということをよくやっていました。(ちなみに学部は経済学部です。)
TACに入学した当初は、テキスト、レジュメのみで勉強していたのですが、このホームページに書いてあった「基本書主義」に出会い、当時の勉強法を復活させたということです。
そんなわけで、私も、基本書は買いあさりました。
ただし、がりがり読んでいたのでなく、TACのテキストではわかりにくいところ、載っていない記述、答練で出たところを比較しながら読んでいました。したがって、基本書からは、あくまで背景的知識を得るにとどめており、基本書の表現をそのまま答案に用いたりすることはほとんどありませんでした。

私が持っている基本書の中で今思いつくものを書いておきます。書名は不正確かもしれません。

『簿記の学び方、考え方』(一読。雰囲気をつかむにはかなり有益。)
岡本 清『原価計算』(国元書房)(あくまで辞書代わり。ただ、答練の論点とか調べても載ってないことが何度かあった。)
『監査基準逐条解説』~八田、高田(ざっと読んだ。基準が大切なことを再確認。)
『監査論を学ぶ』~八田編(かなりよかった。特にコラムが。)
『財務諸表監査の考え方』~内藤(試験委員。例が身近でイメージ構築にGOOD。あと、事例問題の出題はこの本を見て予想してたのでビビらずにすんだ。)
『改正公認会計士法』(04年は旧基準の出題だったので、ざっと目を通しただけ。)
『会社法』~神田秀樹(大学時代の教科書でした。薄いが内容が網羅されててGOOD。)
『リーガルマインド会社法』弥永真生(買っただけ。本棚の肥やし(笑))
『会社法』演習~弥永真生(演習書。でも、専門学校の答練に反映されてたので、ほとんど読まず。同じ著者の「ケースで読む会社法」もほぼ同じと思われる。ただこっちは持ってない)
『日経で読む経営学の考え方』~奥村昭博他(試験委員(今年まで)。今年はこの本から出た。ただ、どこの予備校もこの本の中の「ナレッジ」については予想していた模様。)
『経営の再生』~高橋伸夫(試験委員。東大ではこの教科書で授業してるらしい。)
『できる社員はやり過ごす』~高橋伸夫(日経文庫。さくっと読めて、教授の考えを知るにはGOOD)
『虚妄の成果主義』~高橋伸夫(日経BP。同上。)
『組織間関係』~山倉健嗣(試験委員。でも、ちょっと内容がマニアック?)
『企業の経済学』~西島益幸(試験委員。前半をざっと読み。でも今年の問題ではあまり役に立たず。)

などなど。忘れてたものがあったら、後で追加しますね。

(3) 基準、ドキュメント重視~会計士受験生としての正当な注意~
正当な注意、これは、定義するのが難しいですね。でも、私が考える会計士受験生としての正当な注意の具体的な例としては「公表されている基準や意見書などには(試験に出る範囲で)一通り原文に目を通す」というのがあります。確かに、テキストには基準や意見書の内容は反映されています。しかし、原文を見ることで、知識も深まるし、何より、会計士目指してるんだからそれくらいやるべきだって事です。
同様に、意外と多いのが有報(有価証券報告書)を一度も見たことのない人。もちろん、全企業の有報に目を通す必要はないです。しかし、会計士受験生にとって、まず、試験における論点の宝庫です。また、将来の仕事の対象になるものです。別に、たくさんの企業の有報に目を通す必要はないですが、興味のある数社の有報には目を通すべきではないでしょうか。
私の例を挙げると、

・阪神電鉄
(タイガースが03年優勝したから。別にファンではないです。ちなみに、甲子園球場の土地の簿価は確かたったの8百万なんです。なんてトリビアチックな情報も得られたり。)

・りそな
(繰延税金資産とか、GC(継続企業の前提)に係る監査報告書の文例を実際に見ておきたいと思って。あと、実は自分もりそなユーザーだから。)

・しまむら
(衣料販売。駅伝のほうが有名?短答直後に自分の街の店舗が焼けたので、後発事象にのってるかなあ?と思って。ここで理解を深めておいたので、今年の監査の問題(第7問)の論述に対応できたのかもしれません。)
あたりの企業の有報に目を通しました。「偉そうな事言っておいて、たった3社かよ!?」なんていう人も言うかもしれません。ただ、数は問題じゃありません。目的意識を持って、企業を選び、その企業の有報を読むというそのプロセスに、理解の鍵が隠されているんだと思います。逆に、何も考えずに読んでも、何の意味もありません。

注) これは、すべての基準や記載内容等を暗記、理解することを意味しません。そんなの合格するためには絶対不要だし、私も無理です。誤解なきよう。

(4)個別問題重視
会計士受験生の多くがアクセスをはじめ、総合問題を盲目的に繰り返し解くという勉強の仕方をしています。これは・・・問題があると思います。
総合問題を解くことの欠点としては、

・問題数が多いこと
・解くのに時間がかかること。1論点をつぶすのに1時間以上かかってしまうので、効率が悪い。
・重複が多いこと。減価償却とか、もう完璧な論点も何度も解かなくてはいけない

だから私は、簿原の普段の勉強は、個別問題を重視し、簿記は上級テキストの例題、原計は上級マスター問題集を繰り返し解いていました。
 そのときの方法:
 1.解く。
 2.解答の確認
 3.問題上部の余白に日付・出来具合(◎○△×の4段階評価)を書く。
 (具体的には◎:全数値が合う、○:電卓ミス等でいくつかの答が外れる、△:知識にモレ、×:ボロボロ)
 4.すべての問題が◎又は○になるまで繰り返す
といった感じです。ホントは、電卓ミス等もなくすべきなのでしょうが、論点もわかってるのだし、○の問題をもう一度解く時間もなかったので、○の問題はほとんど解きなおしていません。
最終的には簿記は上級テキスト1冊あたり3時間あればすべての例題をつぶすことができるようになりました。原価計算は、計算が非常にめんどくさい問題もあったので、もう少し時間がかかりましたが・・・。

(5)総合問題の使い方
総合問題は私はある程度総合問題を解くことは必要だと思っています。だから、アクセスも2年とも申し込みましたし、結果的に全問題を2度くらいずつ解きました。
なぜなら、総合問題を解くことには、以下のようなメリットがあると思ったからです。

・ すべての問題のうち、解ける問題を見極める:これが、総合問題を解く上でもっとも大事。具体的には、連結の問題であれば、少数株主利益の金額は、仕訳をすべて切れないけど合わないけど、連結調整勘定なら、タイムテーブルさえ書けてしまえば、簡単に求まる、とか。

・ 個別論点のモレを確認する:アクセスは、すべての論点が網羅されており、それらを確認するツールとしては悪くないと思います。ただし、あくまでモレを確認することだけにとどめること。何故なら、アクセスで個別論点をつぶそうとすると、時間がかかりすぎるから。
仮に、アクセスで論点をつぶすなら・・・特商の問題なら、原価率が出たところでやめるとか、商品関係の空欄のみ埋めてみるとか。漫然と全部とくのは、はっきり言って時間の無駄です。また、個別論点がぼろぼろなのに、総合問題なんて解けっこないです。そのような分野は、総合問題をつぶす前に、個別問題に戻ることが大事だと思います。

・ 集計能力を鍛える:これは・・・論文式試験に合格するだけなら、あまり重要ではないかも。例えば、未処分利益、現金、製造間接費の実際発生額・・・少なくとも、論文式では、ほとんどの人は数字が合いません。何故なら、近年の本試験では、処理する個別の論点の量があまりにも多すぎて、そこまでたどり着かないから。ただし、短答式では、時々、集計能力を問われることがあるので、そこそこには鍛えておくべき。
ちなみに、会計士になると、現金勘定の突合とかでいやでも集計能力は鍛えることになるんでしょうけどね・・・現時点では私はまだ実務についていないので、なんともいえませんが。(汗)

総合問題しか解かないのは、あまり無駄が多いけど、論文式試験は総合問題で問われるということは忘れちゃいけません。要は、バランスが重要ということです。

あと、経済は

・上級テキストの問題が古い
・個別問題と総合問題の区別があまりない

ため、アクセスや答練を中心に解いていました。ただ、成長論は前年も出ていたため、「もう出ないだろう」、と高をくくっていましたし、景気循環は答練でも未出題だったため、「こんなの出ないだろう」と、最初から切っていました。よって、今年のマクロはひどい目にあいました。それで動揺したため、国際マクロも不振。最悪、日本語の部分しかあっていません。

(6)他校の答練
私は、短答、論文ともに、大原、LECの公開答練を入手しました。その理由は、以下の3点です。
まず第1には、TACのクセ以外の問題を解いてみたかったからです。すなわち、TAC内の答練だと、指示の方法が過年度の答練と似通っていたり、TACのテキストのこの部分を書けばいいんだということが明らかにわかってしまう問題がたびたび出題されたりしたからです。
第2に、本試験の疑似体験を数多くしたかったからです。つまり、本試験を想定した問題を数多く解くことによって、本試験を「第x回の全答練」のようにしてしまおうということです。
第3には、他校のヤマを知りたいと思ったからです。おそらく、ざっと問題だけ目を通しておけば、他校では触れているのに、自分は知らない論点を少なくできるかなあと思ったからです。根本的に、「TACでやらない論点は、埋没になる」なんて理屈は信じてなかったので。仮にある論点を切るにしても、誰かの言うままではなく、自分で納得してから切りたかったんです。
ちなみに、入手したのは、いずれも直前の公開模試のみです。普段の答練まで手を伸ばすと、消化不良を起こすおそれがあると思ったので。まあ、この辺が落としどころでしょう。


【Ⅴ 最後に】
SPOKさんに体験記の志願をしたときに、このページのトップにもあるとおり、
>私の勉強法に気兼ねする必要は全くありません。
>受験生には本音の多様な方法論を提示しそこから自分に合った方法を取捨選択してもらうのが
>大切だと思っています。
とのお言葉を戴きました。この通り、自分のやり方を忠実に書けていますかね。
でも、体験談用の掲示板等も用意されているようですし、その掲示板や体験談の修正でおいおい補完するということでご了承ください。

今年の本試験は、昨年以前より難しくなったと感じる方が多いと思います。その理由は、知識の多寡よりも、知識の使い方の巧拙を問う試験となったからといえるでしょう。逆に言えば、基本的な知識を元に、正しい頭の使い方をすることが何よりも大事だと思います。
あと、すべての問題を完璧に解くのは不可能です。だから、どこを自分が解くべきなのか見極めることが大事です。会計士の仕事は、すべての対象に対して監査手続を実施する精査でなく、試査が中心だったはずです。リスク管理とか、優先順位付けとかは、実務に行くと非常に大事なはず。それが、この試験で試されているのです。きっと。

ここまで読んでくださった方、お付き合いいただき、ありがとうございました。読んでくださったあなたが難関を突破し、あなたと、将来一緒に働ける日を楽しみにしています。
                                         Sunshine