ぎりぎり58合格、糸巻きさん、在学中合格

58&ボーダーぎっりぎり合格の糸巻きさん。1358位/1456人
ごっぱちギリギリの勉強法はどういうものか、参考になると思います。

一方で、あと数点減点であればもう一年。これを分けたのはなんだったのか。読みながら考えてみてください。

ゴッパチの時間のなさがよくわかると思います。これでゼミもきちんとこなしていたのは驚きです。
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1、はじめに

今回の合格体験記を書かせていただきます、糸巻きです。よろしくお願いします!

簡単にプロフィールを紹介すると、早稲田大学商学部3年生(21歳)でCPA会計学院に通っていました。

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社会人30代受験生、チェケパラさんの合格体験記

三振リーチで迎えた3年目、専門学校の個別相談を活用して勉強時間の配分を常に見直し続けたというチェケパラさんの勉強法。
自分に足りないものは、他で補うことの重要性がわかります。

企業法第2問は、スペース半分強しか埋めて無くても、偏差値69.2です。いかにポイントを突くか、が大事なのでしょう。

■はじめに

 チェケパラと申します。2022年11月現在、年齢は33歳です。
 私には将来、日本が世界に誇る技術をグローバル展開する企業のサポートをしたい、という思いがあり、
 英語に加えて、もうひとつスキルを身に付けたい、と考えたことから公認会計士を目指しました。

 2019年5月にCPA会計学院に入学し、2022年8月論文式試験合格までCPA会計学院に所属していました。
 専門学校に入学する前は簿記2級を取得済みという状況でした。2019年12月まではフルタイムで働きながら、勉強を進めていました。
 その後は退職し、勉強に専念しており、1日の勉強時間は10時間前後、週に平均60~65時間でした。

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予備校移籍組・公認会計士準会員君の合格体験記

予備校移籍組ならではの勉強法。不合格時の勉強法も、とても参考になります。

論文2回、卒一合格。平凡な受験生ということですが、各科目平凡+企業法優良で443位ですから立派なものです。仮に企業法も平凡であっても十分に合格できたということです。すべての科目を平凡でこなせば、総合では余裕合格するということでしょう。

どの専門学校がよい、という話として受け取るのは浅はかです。自分にフィットするよう、常に考え続け取捨選択したことが合格に導いたといえるでしょう。

TAC模試(第1回・第2回ともに)総合D判定 
CPA模試(第1回・第2回ともに)総合C判定

1 はじめに

 初めまして、公認会計士準会員君です。
 私は短答式試験を大学4年の5月に合格し論文式試験を翌年の8月に合格しました。

 私が公認会計士を目指した動機は興味本位で簿記三級の試験を受け、簿記が面白いと感じ公認会計士の資格を目指して勉強を続けたいと思ったからです。

 短答式試験は3回目の受験(1回目は大学2年時の12月短答、2回目はコロナの影響で変則的に行われた8月短答)で合格し、論文式試験は2回目の受験(1回目は5→8で不合格)で合格しています。そのため短期合格でもなければ大学在学中の合格でもないので自分自身、成績優秀な受験生であったとは思っておらず平凡な受験生であったと思っています。所属予備校はTAC→CPAであったため、両予備校についても言及していければと思います。

 この合格体験記では短答・論文ともに不合格・合格の経験について書いていきたいと思います。私の勉強法がすべて正しいとは思っていませんが、少しでも皆さんの参考になればと思います。また合格体験記をすべて読んでもらう必要はないと考えており、各章に分けて書かせていただいているため、皆さんそれぞれ該当する部分のみ読んでいただけると幸いです。

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2 短答式試験

 私が会計士の勉強を始めたのは大学2年の4月です。大学1年の時は簿記2級まで取得しており勉強もあまりしておらず大学生生活を楽しんでいるような時期だったと思います。

 大学2年の12月短答をお試しで受けようと考え勉強を始め実際の成績は得点率40%くらいでボロボロだったことを覚えています。本命の大学3年の5月短答に向けて勉強をしていたところ5月上旬に8月に延期になることが知らされました。この時点で私は正直5月短答に向けて万全な状態であったとは言えずむしろ延期になってラッキーと感じていました。そして8月短答を迎えたのですがボーダーギリギリでもなく普通に落ちたことを思えています。そこで当時不合格時に私が行っていた勉強法をここから紹介したいと思います。

 当時予備校はTACに通っておりTACの教材のみで勉強していました。私は得意科目があるわけではなく財務会計が苦手であったと記憶しています。各科目について行っていた勉強方法は以下になります。

・財務会計論(計算)

 財務の計算に関してはテキストの例題をやってからアクセスを回転していました。今振り返ってみるとテキストの例題やトレーニングなどのインプット教材で基礎を固めてからアクセスやと模試などでアウトプット教材をすべきであったと思い、勉強方法として間違っていたと思っています。

 短答式試験の本試験ではテキストでやる範囲から出るとはいえど、まったく同じ問題は基本出ないと思っています。
 そのため同じ問題を回転して解けるようになったところで違う角度から問われた際に思考停止して解けなくなるという経験を本試験の時に経験したことを鮮明に覚えています。

 よってアウトプット教材を機械的に回転したところで本試験レベルの問題に対応できないことを痛感しました。

・財務会計論(理論)

 財務の理論も計算同様問題集などのアウトプット教材を中心に学習しておりテキストの読み込みが足りなかったことが勉強方法として間違っていたと感じています。

 テキストの読み込みをしっかりしていないと聞かれたことのない肢の正誤判断に困り、当時は理解よりも暗記することに走っていたように感じます。もちろん暗記すべき内容は暗記しなければならないのですが会計基準の本質をとらえるためにも理解することは大事であると思っています

・管理会計論(計算・理論)

 当時管理会計論は激ムズの科目であると考えられており足きりもないような回があったことから足切りしなければいいと考えていました。
 そのため本試験では守りの科目として理論である程度稼いで計算は解けそうなところは解きに行き、3問程度は捨てても仕方ないと考えていました。
 当時の管理会計論のレベルは異常に難しかったためそのような考えでやっていましたが、近年の管理会計論のレベルはそのような点数を稼げない科目とは考えられていないためあまり当時の勉強方法は参考にならいと考え割愛したいと思います。

・監査論

 監査論の勉強方法で失敗したと感じる点は「木を見て森を見ず」状態であったことであると思います。監査論は監査に関する一連の手続きや検討事項を学習する科目であるにも関わらず、論点の関係性を意識せず論点をぶつ切りにして考えていたことが間違った勉強法であったと感じています。

 この科目も財務会計論同様に問題集や答練で触れた肢の暗記ばかりして本質的な理解を怠っていたと思います。具体的には間違えた肢に関してその問題をそのまま覚えるといった勉強方法をしており、その論点についてテキストの該当するページに戻って確認するといった作業を怠っていました

・企業法

 企業法は私が1番得意とする科目でした。その理由は単純に面白いと感じていたからではありますがその割に点数がとれている訳ではありませんでした。
 企業法は予備校講師が過去の肢からの出題が多いと言っていたため、過去問を集めたTACの問題集を回転していました。この点は間違っていなかったと思います。ここが監査論と企業法の勉強で最も異なる点であると感じており、監査論はテキストの理解が大事な科目で企業法は過去問の肢を回転させることが大事な科目であると思っているからです。

 間違った勉強法をしていたと感じる点としては情報の集約化がうまくできていなかったことのように感じています。問題集や答練で間違えた肢をテキストなどに情報を集約化すべきところ間違えっぱなしのまま放置していて「できる気になっていた」点が間違っていたと感じています。

・まとめ

 私が短答式試験に不合格であった際に行っていた勉強法について書かせていただきました。

 アウトプット中心で知識固めのインプットを怠っていた点や理解よりも暗記を重視していた点、テキストに情報を集約化しなかった点等が間違った勉強法であったと感じています。

短答不合格の後

 私は大学3年の8月短答が不合格であったタイミングでTACからCPAに移籍しました。8月短答が不合格だった時点でその年の12月短答な実施されないことが決まっていたため所謂「強制ゴッパチ」状態であり論文を見据えるとCPAのほうがいいと自分は考えていたことから移籍を決めました。

 その後大学4年の5月短答は財務会計論132点(計算76/120・理論56/80)・管理会計論75点・監査論75点・企業法80点の合計72.4%の362点(合格ボーダーは62%の310点)で合格しました。短答合格時に行っていた1日の勉強スケジュールについては基本毎日すべての科目を触れていました。以下当時CPAで行った合格した時の勉強方法について書きたいと思います。

・財務会計論(計算)

 財務の計算は移籍したこともありレギュラーのテキストは使用せず渡辺先生の短答対策講義を受講し短答対策レジュメを回転していました。
 財務に関しては得意科目にはできないと感じていたためコントレはやりませんでした。この点財務を得意にするような受講生はコントレをやったほうがいいのではないかと感じていますが、私のようなあまり財務が得意ではないような受講生は消化不良になることが予想されるためあまりお勧めはしません。

・財務会計論(理論)

 財務の理論も計算同様レギュラーテキストではなく渡辺先生の短答対策講義を受講し短答対策レジュメを回転していました。短答対策レジュメではテキストと問題集が一体になっており問題で間違えた肢をすぐにテキストで確認できるという点がよかったと思っています。

 自分が何回も間違えてしまうような内容などはルーズリーフに書き出してそれ専用のまとめノート的なものを作り答練などの前に見返していました

・管理会計論(計算)

 管理の計算も財務同様レギュラーではなく池邊先生の短答対策講義を受講し短答対策レジュメを回転していました。短答対策レジュメは原価計算偏と管理会計編で分かれていたため毎日必ずどちらかはやるように決めて勉強をしていました。

 分野別に過去問がまとめられているため過去の本試験でどのように角度を変えて聞かれているのかを把握しながら学習を進めていけた点がよかったと感じています。

・管理会計(理論)

 管理の理論の同様に短答対策レジュメを回転していました。回転する際に問題の正誤判断だけを見るのでなく解説を読むことを特に重視していました

 過去の本試験の肢でどこのポイントでひっかけさせようとしているのかを理解することでひっかけポイントを意識しながら答練などを解くことができていたように感じます。

・監査論

 監査論もレギュラーではなく松本先生の短答対策レジュメを使用していました。ここで監査論の理解が一気に深まり、個々の暗記よりも全体像を理解しその中でどの部論点の話なのかを把握し理解できるようになったと感じています。

 そのため松本先生の短答対策レジュメは細かい内容まで網羅的に記載されているため理解を深めるためには十分すぎるような教材であったと思います。

・企業法

 企業法は他科目と異なりレギュラー講義を受講しさらに高野先生の短答対策講義を受講しました。その理由としては短答対策レジュメのみでは内容が簡素化されすぎているように感じレギュラー講義でしっかりインプットしてから短答対策講義を受講したほうがいいと感じたためです。

 また企業法は理解よりも法制度の暗記といった要素が強い科目であると感じていたため暗記しにくいような論点に関しては自分でまとめて表などで覚えるようにしていました

・まとめ
 私が短答式試験を合格した年に行っていた勉強法について書かせていただきましたが、あくまでも他校から移籍した場合に行った勉強法であるため最初からCPA入校した方はレギュラーテキストで勉強を行うのがベースなのではないかと思います。そのためレギュラー講義を受けないでということはないかと思いますが、レギュラー講義を受ける方でも私が勉強をする際に意識していたことは参考にしてもらえると幸いです。

 以下、CPAで受けた短答直前答練・短答模試の結果になります。成績はいたって平凡でありましたがスケジュール通りに受講を進めていけたことが本試験でも自信になっていたため、勉強の進捗度が間に合っていない方でもスケジュール通りに受講を進めていただくことをお勧めします。

3 論文式試験

 大学4年の5月短答式試験の前から8月の論文式試験の勉強は同時並行で行っていました。しかし短答式試験をそもそも受からければ論文式試験を受けることができないこともあり論文式見科目の中でも短答科目(会計学・監査論・企業法)を中心に勉強していました。その結果その年の論文式試験は総合偏差値50.62(合格ボーダー51.5)で不合格でした。

 科目ごとの内訳をみてみると租税法が最も低く偏差値42.25でした。当時は「租税法を短答式試験の前からやっておけば偏差値49くらいは取れて受かっていただろう」と思っていましたが、今から考えれば、短答前に租税法に力をいれれば、その分、短答科目に割く時間は少なくなるわけであり難しいところです。

 今では、租税法は、短答後からでも偏差値50程度まで引き上げるのは可能であったと思っています。戦略が間違っていたのではなく完全に実力不足(勉強不足)であったと反省しています
 ゴッパチで論文式試験を目指す受験生の方でも租税法・経営学の勉強は短答後からでも間に合うと思っています。これはあくまでも自分の考えなので予備校の講師に相談するなどして決めてもらえればと思います。

 合格発表が11月の終わりにあったので12月から再びCPAに継続で申し込み8月の論文式試験に向けて勉強を再開しました。ここからは2回目の論文式試験に合格した時に行った勉強について書かせていただきます。

・租税法

 租税法計算は鈴木先生のレギュラー講義を受講しました。講義を一通り受け、問題集を回転したインプットしてから答練や模試でアウトプットをしていました。過年度なのでコントレをするという選択肢もありましたが租税を得意にできる気がしていなかったので使用しませんでしたが、租税で偏差値を稼ぎたいという方は使用してもいいのではないかと思います。実際租税のコントレを使用している方は答練の成績や本試験の成績もかなり高かった印象ではあります。

 また私の場合消費税の仕入を集計するのがかなりきついと感じていたため答練の時から仕入側は捨てており売上側とその他の部分点狙えればいいかなという感覚で本試験も解いていました。私は消費税を完全に部分点狙いでいき、たまたま本試験も5/10の意得点を採れたからいいもののあまりお勧めはできないので特に過年度の方は仕入側を捨てるといった戦略は取らないことをお勧めしたいと思います。

 租税法理論は講義を一応受けたものの正直あまり意味はなかったと思います。理論は答練や模試で出題された論点を復習するしかなく、本試験では知っている論点の場合にはまわるに書き負けないようにしっかり書き、知らない論点の場合には周りも知らない論点のはずなので最低限のことを書ければいいという感覚でした。よって答練や模試を受けていないとそもそもそのような感覚を把握できないと思うので答練・模試を受けることは大切だと思います。

・監査論

 監査論は松本先生の論文対策講義を受講しました。短答の時から松本先生のレジュメは使用していましたが論文対策講義を再度受講しなおしました。講義以外の勉強方法として重要だと思うのは「暗記する部分」と「暗記せずに法令基準集から探せる部分」を明確にして効率よく勉強を進めていくことであると思います。

 松本先生の論文対策レジュメでサッカーボール印(改正されている場合は暗記印のようなもの)は条文を探しても載っていないので自分でルーズリーフに書き出して「暗記する部分」として答練や模試などの前に見返すようにしていました。

 一方その他の法令基準集に乗っている部分は法令基準集の構造を理解した上で「暗記せずに法令基準集から探せる部分」として把握しておくようにしていました。

 また答練に関して、解答解説を見ると自分では書けないような文章で書かれていることが多いと思いますが、そのようなきれいな文章を書くことはほぼ不可能であると考えていました。そのため答練の解説講義をきいて答案に書くべきポイントを把握し自分が実際に書いた答案と比較し修正していくことが大切であると思います。

・会計学午前(管理会計)

 管理会計に関しては植田先生のレジュメを使用していました。管理会計は自分の中で完全に守りの科目として考えていたため、偏差値50くらいでも仕方ないかなと考えていました。そのため論文対策問題集などは一切やらずにいたため本試験は勿論答練でもあまりいい成績は取っていなかったと思います。

 ただ一点だけ勉強方法として言えることは簡単な問題を丁寧に解き、確実に正答することがとても大事になってくる科目であるということです。大きくディスアドバンテージをとらないために基本的な問題を丁寧に解くことは日頃の答練から気を付けていました。

・会計学午後(財務会計)

 まず第3問対策に関して、高野先生の論文対策レジュメを使用していました。第3問対策としては定期的に回転教材を回しメンテナンスすることが大事であると思います。自分はリースの貸手の会計処理などの忘れやすい論点があったため定期的に基本的な問題を回転させていました。理論の出題も少しありますが、この第3問は計算勝負であると思っているので細かい論点まで手を広げすぎず基本論点の回転をしてもらえればと思います。

 次に第4問対策に関して、渡辺先生の論文対策レジュメを使用していました。C論点まで網羅的に記載されていますが私はA,B論点のみを覚えるようにしていました。暗記の精度勝負といわれることが多い第4問では文章を暗記することよりも記載すべき単語や言い回しを覚えるようにしていました。

 最後に第5問対策に関して、コントレ総合問題編を使用していました。私の場合コントレ総合問題編が発売されてから論文本試験まで2か月ほどしかなかったため2,3週ほどしかできませんでしたがそれでも十分であると感じていました。回転教材というよりかは所見の総合問題に対してのアプローチの仕方を学ぶような教材であると思っていたためです。

 また第5問で問われる理論についてか会計処理の背景にある考え方が多く聞かれるため日頃の学習において会計処理の意味をしっかり理解しながら解いていけば理論対策にもなると思うので特に対策はしていませんでした。

 第3問から第5問に関して書かせていただきましたが基本的な問題演習は答練ベースで十分であり、答練をしっかり受けて復習すれば本試験までに網羅的に論点に触れることができると思います。

・企業法

 企業法は平木先生の論文対策講義と青木先生の論文対策講義の両方受講し、青木先生のレジュメを中心に学習していました。
 平木先生の講義で典型論点を抑え、青木先生の講義では答案の書き方や法令基準集の使い方等を学習していました。青木先生の講義で論文式試験の企業法では典型論点は1/4程度で3/4は現場対応の問題が出題されるとおっしゃっていたので典型論点の問題は平木先生の講義で学習し、現場対応の問題は青木先生の講義で学習することで網羅的に学習することができていたのではないかと思います。

 各条文の要件や条文の趣旨の暗記をすることも大事ですが私が最も大事にしていたのは条文の引き方です。講義や答練等で条文が出てくる都度条文を引く癖をつけておけば本試験までには法令基準集を使いこなせるようになると思うので意識して学習することをお勧めします。

・経営学

 経営学は植田先生の論文対策レジュメを使用しつつレギュラーテキストの問題集を回転させ、さらに矢野先生の論点マップを使用していました。経営学の理論は広く浅く学習すること大事だと思うので矢野先生の論点マップを使用し、足りないところは自分で補いつつ自分なりの論点マップを作成していました。

 経営学の計算は基礎力が大事であると思っていたので問題集を回転させることで基礎力を身に着けていました。また永田先生の試験委員対策の講義は直前に配信されるため併せて受講していました。

・まとめ

 私が論文式試験合格時に行っていた勉強法について書かせていただきましたが、不合格時と明らかに違う点は「敵を知ること」であると思います

 実際の本試験でどのような出題がされるのか、そのためにはどのような学習をするべきなのかといったことを逆算的に考えて学習することができていたのが2回目の受験時であったと思います。そのため、早い段階で「敵を知ること」でその後の勉強の指針は変わってくると思うので参考にしていただけたらと思います。

4 論文式試験本試験の答案開示

・監査論

開示答案:監査論

 今回の本試験の第1問は基本論点の精度勝負、第2問は難しい問題であったためいかに部分点で稼げるかといった問題であったと感じております。本試験を受けた直後は第1問の精度を他の受験生よりも高く書けたとは思っておらず、逆に第2問では他の受験生にかけ負けないほどには書くことができたというのが手ごたえでした。

 しかし開示答案を見てみると手ごたえとは全く逆の成績でありました。また第1問が素点27/50で偏差値62.4であったことからかなり厳しい採点の仕方をされていたのではないかと驚きました。やはり監査論に関して手ごたえはあてにならない科目であるというのが率直な感想です。

・租税法

開示答案:租税法

 第1問は本試験後の各予備校が公表する解答速報等で〇×があっていることがわかっていたため合格発表までの間のメンタル的には楽だったので〇×を外さなくてよかったと思いました。第2問は日頃の答練でも法人税をポロポロ落とし、消費税は仕入側をやらないというスタンスだったのでいい意味でも悪い意味でも答練通りの成績であったと思います。

 また自己採点と実際の素点が1点ずれていましたが、おそらく消費税の回答箇所で字が汚かったことで不正解とされたものなのではないかと思います。

・会計学午前

開示答案:会計学
 第1問は本試験中に最も焦った科目でした。そのため時間を使いすぎると沼ってしまう問題であると判断し最低限の回答をして逃げ切ろうと考え自分では耐えることができたのではないかと感じています。

 第2問は推定問題も含まれており難しい問題と感じました。自分自身、短答の時から推定問題は不得意というわけではなかったので時間をかけて取れるところは取れてよかったと感じました。

・会計学午後

 第3問は計算勝負だと思っていたと先ほども書かせていただきましたが今回に関しては完全に理論勝負であったと感じました。そのため疎かにしていた理論で他の受験生よりも書き負けてしまったというのが率直な感想です。

 第4問は知識吐き出し型の問題をある程度書き現場対応の問題もある程度書くことができたという手ごたえがそのまま偏差値に反映されていたのではないかと思います。

 第5問は計算部分でかなり失点してしまい理論部分の手ごたえなあまりなかったので不安ではありましたが、理論部分での加点のおかげで第5問全体としての偏差値はよかったと感じました。

・企業法

開示答案:企業法

 企業法全体としては各予備校の解答速報の内容と大体同じような内容を書くことができたという手ごたえであったため実際の偏差値と大きな差異はありませんでした。第2問ではCPA模試や青木先生のヤマ当てが的中していたと思うのでCPAを信じてよかったと感じました。

 特に第2問で解答行数が余ってしまい本試験中不安になりましたが実際の偏差値は70.6あったため無理して解答行数を埋める必要はないのではないかと思います。

・経営学

開示答案:経営学

 第1問は答練や模試で出題されてきた基本的なキーワードはある程度書くことができた一方、初見の問題や現場対応の問題をことごとく落としてしまったという印象です。これは単純に自分に考える力が足りなかったのではないかと思います。

 第2問は昨年に比べてやや解きやすい問題が増えていると本試験で感じ、周りの受験生もある程度正解してくるであろうと思っていました。しかし本試験中は自信のない解答が多くあり、差をつけることができる程には点数が伸びなかったと感じました。

5 おわりに

 私が会計士受験勉強をする中で意識していたことは常に考え続け正しく取捨選択をすることです。

 他の優秀な受験生の勉強法に関しては自分に合いそうな部分のみを吸収するといったことや、本試験に関しては捨て問を正しく見極め時間を使わず次の問題に行くといったことが例として挙げることができると思います。

 そのため冒頭でも書かせていただきましたが私の勉強法の中でも参考にしてもらえる部分のみを吸収していただき参考にならないと感じた部分は吸収しないでもらいたいと思います。

 TACからCPAに移籍することやコントレ(総合問題編以外)は使わないということ、さらには各科目においてどの講義を受講し組み合わせていくかなどといった事すべてが取捨選択であると思います。そのため予備校講師に相談したり友達に相談したりして正しく取捨選択をしていただければと思います。

 長々と書かせていただきましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。皆さんの合格を願っております。

公認会計士準会員君への質問は下記へ。

朕さん、暗記→理解重視で在学中合格

「振り返れば、暗記一辺倒の脳筋でたくさん回り道しました」という朕さん。
在学中で1015位での合格ですから、端から見れば回り道でもなく、見事な結果といえるでしょう。

「ゴッパチ失敗後は、基本の教材に立ち返り本質を理解すること、模試をすべて受け切り論文式試験に慣れることに重点を置いたことで、徐々に成績は向上していきました。」

「理解なしでの知識のもろさに気づかされました。」

何をやって失敗したと思ったか、素直な考えが綴られています。2年4ヶ月の軌跡をどうぞ。

脳筋勉強法

【はじめに】

はじめまして「朕」と申します。

コロナの影響で12月短答がなくなったいわゆる強制ゴッパチ世代で、ゴッパチの厳しさに挫折、2回目の論文試験で無事合格しました。
ありのままを記しますので、少しでも参考になれば幸いです。

【総論】

プロフィール

勉強開始時期:2020.4(大学2年)~
受験回数:2021.5〇 2021.8× 2022.8〇(大学4年)
年齢:22
性別:男
予備校:クレアール通信、ただし、使った教材はほぼ他校(メルカリで都度入手)
環境:ずっと家勉
高校:偏差値70男子校
大学:地方国立大学
得意科目:特になし(辛い)
苦手科目:管理会計
選択科目:経営学
推しメン:生田絵梨花、岩本蓮加

使用教材と総回転数()

種類は少なめ、同じものをとにかく回転させました。
短答論文
財務計算CPAコントレ(4)CPAコントレ(5)
財務理論CPAコンサマ、LEC一問一答(3)CPA論対集(14)
管理計算CPA テキスト(2)、CPAコントレ(2)CPAコントレ(2)、CPA論対集(3)
管理理論LEC一問一答(4)CPA論対集(12)
監査論CPAテキスト(5)、LEC一問一答(3)CPA論対レジュメ(17)
企業法クレアールテキスト(3)、LEC一問一答(5)クレアールテキスト(5)、LECグレードアップ答練(3)
租税法CPAテキスト(2)、CPAコントレ(5)
経営学CPA速習レジュメ(2)

勉強時間

財務計算財務理論管理計算管理理論監査論企業法租税法経営学総合
10034644943406237916732704697

成績

  • 2021.5短答(合格ボーダー62%)
財務管理監査企業総合
124397575313(62.6%)
  • 2021.8論文(合格ボーダー51.5%)
会計学監査論企業法租税法経営学総合
33.2642.2544.536.9548.5538.86
  • 2022.8論文(合格ボーダー51.6%)
会計学監査論企業法租税法経営学総合順位
51.9553.4553.2555.0558.7553.761015位
2022.5 CPA論文模試
会計学監査論企業法租税法経営学総合
54.52(B)47.08(D)51.63(C)53.51(B)50.84(C)52.37(B)
2022.8 CPA論文模試
会計学監査論企業法租税法経営学総合
52.28(C)63.04(A)58.74(A)60.46(A)66.04(A)57.88(A)

勉強法

私は、基本的に家にこもって勉強していました。理由は、周りに自習室のようなものがそもそもなかったから、特に場所を変えなくても家で十分に集中できたから、です。

時々「家で勉強するコツは何ですか?」という質問をいただいていました。それは誘惑に勝つことであり、受験生共通の最大の敵は「スマホ」だと思います。

そこで私が実践していたのは、「タイムラプス勉強法」です。勉強風景を自身のスマホで録画することで意図的にスマホを操作不能にしていました。撮った映像を簡単に編集してYouTubeに投稿することを義務付けることでサボることを極力防止することができました。
勉強友達と映像を送りあうのも一つの手だと思います。地方出身など環境に恵まれない方は参考まで。

デジタルか、アナログか

予備校が積極的にPDF版を配るなど教材のデジタル化が進みつつあり、iPadなどを購入するか悩んでいる方がいるかもしれません。そこで短答期は紙の教材、論文期からiPadでの勉強に移行した私が個人的に感じたことを綴ります。

デジタルのメリット
  • 荷物軽量化(試験当日も楽)。
  • マーカー・印が修正し放題。
  • かっこいい。
デジタルのデメリット
  • 直感的な検索ができない(一番不便)
紙の教材では、だいたいこの辺に載っていたと目当てのページを開くことができましたが、デジタルだとそれができませんでした。一応、単語で検索する代替手段はありますが。
  • せっかくスマホを封印したのに、iPadが娯楽手段になりうる。
  • 充電がめんどくさい。
 私が使用していたiPad Airはだいたい6時間稼働したので、充電環境のないところで1日中勉強することはできませんでした。

正直、一長一短な部分があり、私自身もコントレは紙のまま使っていましたし、うまくハイブリットで運用していくのがいいと思います。また、デジタル化の流れに流されず、紙派の人はそれを貫くべきだと思っています。紙の教材の立場がないとはまだまだ言い難い状況だと感じています。

クレアールについて

どこの専門学校にも善し悪しがあります。クレアールは資金的な余裕がない方にとっては十分選択の余地はあると思いますが、大手ではない弱みもあると思いますし、その点は留意が必要であるように思いました。

 というのも、私のコースの場合は、受験料全額負担、分割手数料負担、合格祝い金、未受講料返金等、ほかの予備校にはない金銭面での制度が充実しており、一度論文を落とした私でも受講料の大半が返還される予定です。仮に一発合格した場合には、諸々含めると受講料以上の金額が返金される計算でした。
 ただし財務計算、企業法、監査論以外の講義・教材内容は、他校の方が充実しているようには見えました。

 自分の予備校の教材が不十分かも知れないという疑念を抱きながら勉強することはとてもつらく感じました。しかしそれは自分の弱さかも知れません。自分で情報を集め、足りないところは他校の教材で補っていくなどの能力がある方であればいいかも知れません。

予備校から送られてきた教材を100%信じて、ただがむしゃらにやるだけという環境は精神的にとても楽かなと思います。ただでさえ難しい試験でメンタル削られますから。

会計士を目指した動機

「試験さえ受かれば内定余裕」という噂に惹かれました。実際、ESも面接もてきとうだったけど、しっかりBIG4から内定いただけました。就活の面接やらインターンやらめんどくさそうな工程をパスしたかった、という単純でやや不純な動機です。

【各論(時期別)】

入門期(~短答式試験)

 基礎を固める一番大事な時期だと思います。私自身、特に計算科目では早い段階からろくに基本のテキストで学ぶことなくコントレに手を出してしまったため、全く成績が伸びず苦労しました。

 コントレは網羅性に優れており、コントレさえやっておけば大丈夫と思っていましたが、応用的な部分を学ぶことで基礎的な部分に演繹的に思考を巡らすことができない私のような凡人のやる勉強法ではなかったと後悔しています。(ただ、最終的に会計学の第5問では点数を稼げるようになっていることから、時間はかかりましたが、コントレが神教材であることうたがいはありません。)

 理論科目は、最悪〇×の判断さえつけばいいと割り切ってしまっていたため、一問一答の回転をベースに勉強し、これまたテキストをおろそかにしていたことから失敗しました。運よく短答式試験は一発で突破したものの、本質を全く理解していなかったため、論述形式の論文式試験と大きな壁にぶつかってしまいました。

 短期合格を目指すなら、この時期から論文式試験を視野に入れ、やはり基本となるテキストの理解に努めるべきです。

 公認会計士試験は、計算ゲー、特に会計学ゲーと言われています。この時期は、理論科目よりも計算科目に力を入れ、圧倒的計算強者を目指しましょう。

上級期(短答式試験後~論文式試験)

 短答式試験はマークシート形式、論文式試験は論述形式と突破しなければならない2つの試験には大きなギャップがあります。

 私はそのギャップに対応しきれず、ゴッパチに見事挫折しました。ゴッパチ失敗後は、基本の教材に立ち返り本質を理解すること、模試をすべて受け切り論文式試験に慣れることに重点を置いたことで、徐々に成績は向上していきました。

直前期(短答・論文共通)

 共感していただける方がどれだけいるかわかりませんが、私は直前になればなるほどやる気がなくなり、勉強時間が減少していくタイプの人間でした。

しかしながら、この時期は大多数の受験生が回転教材を駆使しラストスパートをかけ、急激に成績を伸ばします。そのため、だれるのはしょうがない反面、なんとか気持ちを奮い立たせ、大きく差が開かないように踏ん張るしかありません。この時期は、メンタル勝負です。辛いのは自分だけではありません。
 
私がよかったと思うのは、直前期にかかわらず日ごろからコンスタントに勉強時間を多く確保していた点です。

おかげで、直前期にかけて勉強時間を飛躍的に増やす他の受験生の追随を命からがら振り切り、ぎりぎりではありますが合格を手にすることができました。私と近い境遇の方は、直前期に限らず、やる気があるうちにできるだけ勉強時間を確保し、アドバンテージを取っておきましょう。

【各論(各科目)】

プロフィールにも書きましたが、私には得意科目がなく、本番でも全科目合格ボーダーを超えていましたが、逆に科目合格レベルは1科目だけでした。得意科目はあることに越したことはないです。

ただ、得意科目がないことは、本番仮にその科目が難化して躓いてしまったときのダメージを考えると、全科目気負わずに試験に臨める分、楽、と考えることもできるかもしれません(負け犬の遠吠え)。

財務計算

財務計算を制する者は会計士試験を制する。成績優秀者は決まって財務計算の成績が良かったように思います。これを念頭に財務計算に多めに時間を費やすといいと思います。

 私の失敗は2つ。

1つ目は、仕訳の理解を怠っていたことです。前述のとおり、コントレベースで学習していたせいか、あとから仕訳の理解に取り掛かり、特に成果連結の仕訳の理解には苦労しました。基本的な簿記の知識も身についてなく、下手したら簿記一級は受かってても簿記三級は落ちるかもしれないです。

2つ目は、下書きを確立していなかったこと。私の学習全般に言えることですが、何となくこなしてしまうことが多く、下書きが確立していなかったため、ほかの人と比べて、解答スピードが遅かったと思います。下書きに頼りすぎるのもよくないですが、ある程度自分の型を持っておくといいと思います。

財務理論

 とにかく暗記といった科目でしたが、やはりテキストベースで学習しなかったことに後悔しています。なぜなら、少しでも理解があれば暗記事項もすんなり頭に入ってくると思うからです。特に、論文期の論証暗記は地獄でしたし、あれだけやったのに本番典型問題をド忘れし、理解なしでの知識のもろさに気づかされました。

管理会計論

 なぜ管理会計が苦手だったかは、やはりコントレベースで学習してしまったためです。管理のコントレは、財務や租税のコントレと比べて評価されているとは言えないように感じました。そのせいか苦手意識が付いてしまい、テキストベースの学習に戻しても、無意識に管理会計から避け続け、苦手を解消できませんでした。 

 そもそも管理会計は難化しやすく苦手意識を持つ受験生は少なくないので、差が付きづらいですし、論文試験では財務と合わさって会計学となるので、財務の出来でカバーすることで足きりは免れることができます。

 苦手な方は、私の開示答案を見て少しでも気軽になってください。それでも最低限、基本的な論点をこぼさない程度に演習しておくべきだと思います。(私は、簿記程度の問題で苦戦するレベルでした。)

監査論

 監査論は、森を見てから木を見ることが大切な科目です。監査一巡を常に意識して学習しましょう。

 実務を経験していないので、私自身理解にはとても苦労しましたし、論文試験前日にも新発見があったりしました。講師の方はだいたい実務経験をされている方だと思うので、機会がある方はガンガン質問してイメージを膨らましていきましょう。

企業法

 法律科目なせいか私にはとっつきづらかったので、短答は一問一答の暗記一辺倒に逃げました。

論文とのギャップはとにかく答練を回転させ、慣れることに尽力しました。問題提起、規範、条文、当てはめ、結論という風に書き方に慣れて覚えてしまえば、暗記した論証と趣旨を吐き出すだけです。    

開示答案にもありますが、2-2全く分からず、足きりも覚悟しましたが、合格ボーダーを超えていました。論文試験は意外とレベルが高くないという点の意識も大事だと思います。

租税法

 租税は計算科目に見えて、ごりごり暗記科目だと思います。×0.6やら×0.3やら計算方法をうまく整理してひたすらコントレを解きました。租税は時間を費やせば比例して力になりやすく安定して偏差値も出しやすいので、ぜひ得意科目にしてください。

経営学

 経営学の習得はあまり時間がかからない、経営学はデザートと聞いていた分、すごくだまされた気持ちになりました。確かに他科目と比べて勉強時間は少ないですが。

 経営計算は高校数学が出てきます。数学に苦手意識がなかった方は、あまり苦労することなく習得できると思います。私自身、経営計算にはあまり時間を割かれず済みました。

 時間が溶けるのは経営理論です。デザートってもんじゃなかったです。ただ覚えることは膨大ですが、理解はあまりいらないので、語呂合わせ等で効率よく楽しく覚えましょう。

【結び】

振り返れば、暗記一辺倒の脳筋でたくさん回り道しました。ぜひ、入門期から講義をしっかり受けて理解を大事に取り組んでください。

受験生活はつらいことが多いですが、自分を信じて戦いましょう。報われるまでが努力です。あきらめなければ、だれでも合格できる試験だと思います。

皆さんの合格を心から願っています。

開示答案

朕さんの開示答案

プーさんの合格体験記、社会人合格のスキマ時間活用法

働きながら2年3ヶ月での合格。成績も233位。見事なものです。
自分の弱点に気づき、対策を検討し実行。この繰り返しを直前記まで継続的に行っていたのが素晴らしいと思います。
スキマ時間を活用し、「1分は長い」と気がついたプーさん。社会人ならではのPDCAの回し方の見本です。
「わからない原因を探る」「この時間が合格に繋がっているか」という意識は、受験生の大きな参考となるでしょう。

はじめに

 はじめまして、プーさんと申します。
 私は社会人として働きながら短答合格、合格した論文式試験の1か月前に退職して専念、合格しました。

 残業は月20時間から多い時で50時間程度の一般的な会社員でした。また、私の場合は体力も一般的で、毎日深夜2時3時まで勉強するといった生活は出来なかったため、0時には寝るようにしていました。

働きながら勉強したいけれど、そこまでの体力はないと思って諦めかけている方に少しでも参考になれば良いと思い、今回執筆させていただきます。

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らららるるるさん 5→8短期&上位合格

東大生ということで、自分とは頭の良さが違う、という受験生もいるかも知れませんが、読んで頂ければ、奇をてらわずにゴールに向かって、合理的な行動をしていくことの大切さがわかると思います。

短期合格、順位300位代は、たいしたものだと思います。
勉強期間約1年、在学中合格(東大経済学部)のらららるるるさんの合格体験記です。

長期記憶の作り方、財務会計・計算のコツ、はとても参考になると思います。
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始めに

挨拶・自己紹介

 合格体験記を見て頂きありがとうございます。らららるるる(twitter名)と申します。

 2022年11月現在22歳(大学4年)になります。大学3年次に会計に関しては全くの初学の状態から2021年7月にC P A会計学院に通い始めました。2021年12月短答で不合格となった後に2022年5月短答に合格し2022年8月論文にも合格することができました。

 勉強時間としては1900時間ほどで合格することができました。この1年間を通じて会計士試験に効率的に受かるためにはどんな心構えでどんな勉強法をしたらよいのかを考えてきたので、この合格体験を通じて現在勉強中の方や会計士受験を考えている方に私が重要だと考えていることをお伝えしたいと思います。

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堀深男さんの合格体験記 租税法1位

租税法1位。総合11位の見事な成績。
4年半の勉強生活、いったんモチベーションが折れて、三振。そこで挫折せず、一念発起での合格です。
辛かったことも多かったと思いますが、最後の1年のがんばりがすごかったのだと思います。
租税法1位の方がどう勉強していたのか、監査論、会計学の成績も素晴らしいものです。

やるか、やらないか、この違いがよくわかる体験記だと思います。
堀深男さんのツイッター

はじめに

 堀 深男と申します。かなり遠回りしてきた会計士受験でしたが、少しでも会計士受験生の役に立てたらと思います。

 ここ数年はCPAの勢いがすさまじく、他の予備校からCPAへと移籍する人も増えてきています。全ての会計士受験生の役に立てるように書きつつ、大原に在籍して頑張っている受験生の為にも、大原出身として大原の教材を使用した勉強法も交えて具体的に学習方法を説明しようと思っています。

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完全感覚監査論さん、卒一短期合格

青山学院卒一合格。勉強期間1年10ヶ月。
合格者順位 1228位/1456人、ボーダーちょい上での合格。ご自分の性格、環境を考えた上での効率的な勉強であったと思います。

「〇〇するために、△△する。修正すべき時は修正する。」という愚直な勉強方針を貫き、勉強するとはどういうことか、できないことをできるようにすることだ、というシンプルですが、効果的な考え方は、とても参考になると思います。

開示答案は最後にリンクしています。難問と言われた監査論第2問も、きちんと食らいついて偏差値58.9ですから、たいしたものです。一方で、基本問題と言われた監査論第1問は、比較的書けていても偏差値は、偏差値は51.5、つまり、他の人もそれなりに書けていた(採点は厳しかった)、ということだと思います。

すべてにおいて、"大きくはずさない" この方針が功を奏したと言えるでしょう。

みる限り、唯一の失敗は、経営学の計算のように思いますが、それでも"大きくはずさない"ので、総合では合格。素晴らしい結果であると思います。

合格体験記(完全感覚監査論)

 みなさんはじめまして、完全感覚監査論です。令和4年公認会計士試験論文式試験に合格することができましたので、サンプル1として誰か1人でも参考になる人がいればという思いで合格体験記を書いていきます。

私は決して上位層の受験生というわけではなく、短答式も論文式もボーダーラインから比較的近い所で合格しました(短答式はボーダーの+2.2%、論文式はボーダーの+1.03)。だからこそ伝えられる部分や再現性のある話もできるかと思います。拙い文章だとは思いますが、何か少しでも参考になれば嬉しいです。

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2022/10/20(木)(外部リンク)勉強期間1年、短期合格りんさんの開示答案(2021年合格)

直前模試総合D判定だった、りんさん。
本試験では、合格1360人中、663位(偏差値55.28)で、見事合格。

本試験での手ごたえと偏差値は全く異なったという、りんさん。ここまで書ければ、余裕合格というレベルをよくみてみましょう。

りんさんの開示答案
模試の偏差値は良い意味であまりアテにならないなと思いました。あくまでその時点の立ち位置を示すものであり、「ライブ受験者層のレベルの高さ」「問題との相性」「本番までの積み重ね」といった要因で、本番での結果は大きく変動すると思います。
りんさんのツイッター

2022/10/06(木)(外部リンク)超短期合格 美美(みみ)さんの合格体験記(2020年合格)

2020年4月15日から本格勉強をはじめ、8月短答、11月論文合格の美美さん。(2020年は新型コロナ蔓延により、イレギュラーなスケジュール)

Youtubeで、勉強法を発信されています。

ふわっとした話しぶりですが、さすが超短期合格のエッセンスが素晴らしいです。
もうちょいで会計士みみ Youtubeチャンネル


諦めそうになった時、自分に言い聞かせてたこと 短い時間ながらも、勉強法に違和感を感じたら見直して修正する柔軟さが合格に導いたのでしょう。

最初の会社法模試は、条文探しだけで終わってしまったみみさん。失敗したとしても、そこからのリカバリー方法、考え方はとても参考になります。自分の実力を知り、ひとつひとつの勉強、模試の受け方に、「目的」が明確なのも素晴らしいです。
私がE判定から2ヶ月半で論文逆転合格した方法

徹底的な基礎重視
ほんまに最低限の財務理論の論文対策

予習でわからない箇所を明らかにしてから講義をみてすっきりさせる、というスタイル。これはとても理に適っています。理解できた!というアハ体験を利用した勉強法。スマホを封じ込めるのではなくて、スマホをみる時は、常に講義をみて回転させるというのも、逆転の発想です。
論文管理はこんな感じで対策してたで

美美さんのツイッター